地球上の火山の形成は、地表から約2900Kmに
外核という鉄が溶解した熱い層に接している
岩石の層であるマントルがパテ状になって
浮揚してその上の地殻の層へと上昇する。
熱せられた岩石は、地殻から数Kmのところで
減圧されて溶けてマグマとなり、地表に
浸出したり、時には噴出して火山を形成する。
このプルームが吹き上がってくる箇所を
ホットスポットと呼ぶ。
南北に連なるハワイ列島は、南の端の島の
下にホットスポットが存在する。
プルームがベルトコンベアーのような働きを
して、地球のコア近くの高温岩体を上昇させ、
海底から溶岩として噴出して島を形成する。
マグマが、数千万年かけて冷やされて固まり、
島となったは地殻が移動していく過程で、
太平洋に全長5000Kmにおよぶ列島と海底
山脈の天皇海山列を形成したとされる。
ホットスポットから押し出されて来たマグマが
新しい島を造りると北へと移動すると共に、
その南では、新たな島が作り出されて行く。
今回、地球物理学者らが20年分の地震の
データを分析から、ハワイ地域の海底には
全長1300Kmにわたって高温岩体が広がって
いることが突き止められた。
これまでの定説では、ハワイ島の真下に、
プルームが存在するとされていたが、
見つかった高温岩体は、ハワイ島の近くとは
言えない離れた場所にある。
このマグマの溜り場からマグマが供給されて、
ハワイの島々が形成されて来たとする。
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