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備えよ常に! 備えあれば憂いなし
御 衣 黄 桜
中国の遺伝学者のチームは、中国国内の
遺跡3カ所から出土した標本に二つのアミノ酸
変異体が共通して見られることを突き止めた。
このことから、研究者らはこれらの歯は
全て同一の種に属していたと結論付けた。
その内の一つはこれまで知られていなかった
ものだったという。
二つ目の変異体は、以前、謎のデニソワ人や
一部の現生人類の集団からも確認されていた。
研究報告では、他の人類種にもこの変異体が
存在していたことは、デニソワ人がかつて
ホモ・エレクトスと交雑し、その後に、ある
時点でホモ・サピエンス(現生人類)とも交雑した
ことを示唆しているとする。
その結果、デニソワ人のDNAの痕跡は今日でも
一部の人類に受け継がれている。
同様に現生人類の集団の祖先にはネアンデル
タール人も一部含まれている。
これは約4万年前に絶滅したこの人類種との
過去の交流が残した遺産に他ならない。
デニソワ人もまた、ネアンデルタール人と
交雑していた。
東南アジアの現生人類の集団にはデニソワ人の
遺伝的要素が最も多く見られ、かつてこの地で
両人類種が接触したことを示唆しているとする。
また、ホモ・エレクトスの化石が40万年前の
ものなのに対し、デニソワ人の化石が15万~
30万年前のものであることを踏まえると
両者は祖先と子孫だった可能性も考えられる
との指摘もある。
デニソワ人はホモ・エレクトスと共存して
いたのではなく、そこから直接的に進化した
種でもあり得るという。
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石 斛
現生人類のホモ・サピエンスが、ネアンデル
タール人と分岐したのは少なくとも80万年
前で、これまでの推定値よりも約30万年早い。
人類学者の多くは現在、別の絶滅人類種
ホモ・ハイデルベルゲンシスが、現生人類と
その近縁種ネアンデルタール人との最後の
共通祖先であると考えられている。
スペイン北部のアタプエルカにある遺跡から
出土した人骨化石約30体の臼歯と小臼歯の
年代測定により、これらの化石の年代は
43万年前という信頼性の高い結果が得られた。
現生人類の祖とされる、このヒト族の人骨の
歯とネアンデルタール人の歯との間に強い
類似性がみられたことから、ネアンデル
タール人との分岐は、これまでより30万年
早い80万年前と結論付けされた。
かって、我々現生人類の祖先は、猿人(アウ
ストラロピテクス)だと学んだ。
最近では研究が進んで、現生人類に至る複雑な
分岐の様子が明らかにされつつある。
アウストラロピテクスから、原人[ホモ・エレク
トス)に進化した後、分岐が繰り返されて、
70万年前にホモ・エレクトゥスから分岐した
ハイデルベルゲンシスが、共通の祖先となった。
ホモ・ハイデルベルゲンシスは、およそ60〜
30万年前にアフリカからヨーロッパ・アジアの
一部にまで広く分布していたとされる人類だが、
20万年前に消滅した。
アフリカにいたホモ・ハイデルベルゲンシスから
現生人類(ホモ・サピエンス)は、約30万年前に
アフリカで出現し、その後約6万~7万年前
以降にアフリカを出て世界各地へ拡散した。
この過程で、現生人類はハイデルベルゲン
シスから分岐し、共通の祖先とするネアン
デルタール人やデニソワ人とも交配した。
このため、現生人類は両者の遺伝子を1~2%
持っているとされている。
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ツ バ キ
人類の祖先、[ホモ・エレクトス」として
知られる先史時代の人類は、我々の祖先の
中で初めてアフリカを離れ、大陸に渡って
移動し、最終的に約200万年にわたり大陸を
多方面に移動して来た。
しかし、彼らの移動の軌跡は、身体の遺伝
物質が見つけにくく、また、祖先の人類間の
複雑な交雑関係を知る方法も見つからなかった。
最近になって、科学者たちは中国で発掘された
6本の歯から太古のたんぱく質を抽出し、モモ・
エレクトスと我々ホモ・サピエンスを含む
後世の人類種との間に、分子レベルでの
つながりがあることを初めて判った。
ホモ・エレクトスの化石はアフリカ、アジア、
欧州で発見されているが、化石の年代や保存
状態の悪さから、消失しやすいDNAなどの
有益な分子データを取得することは困難だった。
中国の遺伝学者の研究チームは、中国国内の
3カ所で発掘された歯から古代のエナメル
蛋白質を抽出・分析することに成功した。
これらの歯はいずれも約40万年前のものとされる。
アミノ酸の配列から構成される蛋白質は、
太古のDNAよりも安定していた。
DNAは脆弱な分子で、比較的容易に分解して
しまうが、蛋白質に含まれる情報は詳細さの
点では格段に劣るが、それでも依然として
標本の進化の歴史を解明する手がかりに役立つ。
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石 斛
ゴーヤなどの害虫であるセグロウリミバエの
生息が名護市で初めて確認された2024年3月、
その後生息地域が24年冬には中北部まで拡散。
2025年4月、農林水産省と沖縄県は[緊急防除]を
発動し、駆除に取組み始めた。
近縁種のウリミバエのオスを誘引する[キュー
ルア]という誘引剤やメスを誘引する薬剤の
散布、発生地域周辺の寄主植物の徹底除去、
農薬散布など総力を挙げて殲滅を狙ったが失敗。
農家も収穫間近の果菜類の破棄などで全面協力。
しかし結果は失敗に終わった。
既に、セグロウリミバエは2026年の4月までに
奄美群島にも侵入し、罠で1627匹を捕獲。
残され対策として、不妊化したオスのハエを
大量に撒く方法で、デング熱を媒介する
ネッタイシマカ駆除でブラジルが行っている。
現在、那覇市に設けられた[ハエ工場]では、
毎週2400万匹規模のセグロウリミバエを
増殖できる体制が整えられている。
既に、伊江島などでは、ヘリコプターから
毎週数百万匹の“不妊バエ”を空中散布し、
その効果が確認されているという。
だが、現在の増殖能力では、奄美大島まで
カバーする能力はなく、県内対応で手一杯。
政府は、奄美大島も対象に含めるために
施設を整える予算を計上したが稼働は27年に。
専門家は、過去にウリミバエ根絶事業では、
[不妊オスを避けるメス]の変異体が出現した
可能性を示す研究結果があったことから、
今回も、変異体の出現に懸念を抱く。
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石 斛
2025年4月、農林水産省は[緊急防除]の発動を
決定し、沖縄本島で栽培されたゴーヤーや
スイカ、トマト、パパイヤなどの野菜は
国の検査を受けなければ、自由に島外へ
持ち出せなくなった。
空港では、植物検査が行われ、国による[検査
済み]でなければ持ち出しは禁止される。
理由は、海外から持ち込まれたセグロウリ
ミバエが、沖縄本島を中心に急速に拡散し
ゴーヤなどの野菜が汚染されたためだ。
2024年3月に、沖縄本島の名護市でセグロ
ウリミバエが初めて確認されたのち、急速に
沖縄全島が汚染された。
日本は、国内でセグロウリミバエなどの害虫が
野菜や果物を食害すると、栽培農家が打撃を
受けるだけでなく、国際的に[セグロウリ
ミバエ発生国]とみなされ、汚染国から自由に
安価な野菜や果物が輸入されるようになり、
栽培農家は壊滅的な打撃を被ることになる。
国際的な植物防疫上の信用も失うことになる。
侵入初期の“初動防除”が極めて重要なのだ。
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薔 薇
26年5月30日、米国マサチューセッツ州など
北東部のニューイングランドと呼ばれる
地域の上空で、〝隕石〟が火球が出現し、
高度約64Km付近で爆発した。
巨大な衝撃波(ソニックブーム)が発生して
広範囲で大気と地面を揺らして驚かせた。
火球は、かなり高い高度で爆発したため
地上に被害は出なかったが、推定では火球は
時速約12万Kmと音速の約100倍のスピードで
飛来したため凄まじい爆音が発生した。
火球の分裂・爆発時に放出されたエネルギーは
TNT火薬約300トン分に相当するという。
米国流星協会によれば、今回の火球は通常の
火球より明らかに大きく、直径は約90cm
ほどの大きさだったとする。
火球は、爆発して燃え尽きたため、隕石と
なって地上に落下した可能性は低いという。
米国防総省が5月22日に機密解除した[UFO
ファイル]を公開した直後であったことや、
6月12日にはスティーブン・スピルバーグ
監督のUFO映画[ディスクロージャー・デイ]が
公開される予定でもあったため、人々の
UFOや宇宙人に対する関心が高まっていた。
このため、原因不明の大爆音があり、原因
不明のまま火球の映像がSNSで拡散したため、
UFO説や宇宙人隠ぺい論が一気に拡散した。
NASAからの火球だったとする説明より先に、
UFO説などがSNSで拡散したために、NASAが
UFOや宇宙人の飛来を隠蔽しているとする
疑問などが渦巻いたという。
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紅 花 常 盤 万 作
中国国家統計局が1月発表した2025年末の
総人口は14億489万人で、4年連続の減少の
339万人減となった。
この状況で推移すれば26年末の総人口は
14億人ギリギリ、27年は確実に14億人割れに。
中国は、高所得国になり切る前に急速に
超高齢社会へ移行するので[豊かになる前に
老いる]ことが不可避となった。
中国政府は、中国の出生率低下に歯止めを
かけるために、育児補助金を大幅に拡充する。
乳幼児や幼い子どもの保育を支援する地方
政府の取り組みに対し、前年比10・6%増の
約2兆円を充て、25年実施の3歳未満の子ども
1人につき約8万円の現金補助を導入や、
公立幼稚園の授業料を免除に加えて、出産に
関連する全ての医療費負担する支援策を導入。
これに対して、研究者は給付で出生増を
狙っているが、効果は疑問で抜本的解決には
雇用安定の実現が不可欠とする。
若者の失業率が2割とされる失業状態では、
結婚できるはずもないと切り捨てる。
一方、台湾では、人口問題が一段と深刻した。
合計特殊出生率が韓国よりも低い0.695に。
これにより、台湾の人口が半減する時期も、
従来の予想である2070年より5年早まると予想。
25年の台湾の出生児数は10万7,812人、婚姻
件数は10万4,376組と過去最低を記録。
台湾の人口は1989年に2,000万人を超えて以来、
増加傾向を続け、2019年に2,360万3,100人で
ピークを迎えた後、減少に転じている。
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