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2026年3月4日水曜日

国内の大火砕流 姶良カルデラ・支笏カルデラ

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
白 梅



*姶良カルデラ入戸火砕流

鹿児島湾の奥にある姶良カルデラ周辺では,

約100万年前から約30万年前に比較的規模の

大きな噴火で火砕流が発生しており、約2万

2000年前に発生した姶良入戸噴火は, 後期

更新世以降にわが国で発生した最大規模の

噴火の一つで、阿蘇火砕流と同じくらいの

規模の数100の噴出物を出し、火砕流は約

100 kmの範囲に広がった。

入戸火砕流堆積物は、鹿児島県を中心とする

南九州に広く分布し,シラス台地を形成した。

姶良入戸噴火後,姶良カルデラ南縁に桜島

火山が形成された. 桜島の噴火活動は姶良

入戸噴火直後から始まった。

流出した溶岩流で、北岳及び南岳の成層

火山体を形成している。

*支笏カルデラ支笏火砕流

北海道南部にある支笏(しこつ)火山の支笏

噴火は,後期更新世以降にわが国で発生した

大規模火砕流噴火の一つとされる。

この噴火により径16×14 kmの支笏カルデラが

形成され,噴出した支笏火砕流堆積物は

北海道の道央地域に広く分布する。

支笏カルデラは,北海道渡島(おしま)半島

基部に広がる 支笏—洞爺火山地域を構成する。

大型カルデラである支笏火山の火山地域には,

支笏火山以外にも洞爺・倶多楽(くったら)の

カルデラ火山や羊蹄山などの成層火山などが分布。

支笏噴火後,支笏カルデラ内に後カルデラ

火山である風不死(ふっぶし)火山,恵庭火山,

樽前火山が形成された。

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2026年3月3日火曜日

国内最大の火砕流 9万年前の阿蘇4火砕流

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山 茶 花



阿蘇山では、過去、約27万年前、約14万年前、

約12万年前、約9万年前の4回の大噴火が

確認されており、この内で4回目の噴火を

阿蘇4と呼び、日本国内で、過去最大の

火砕流を伴う噴火だった。

噴出物は、数100Km3とされ、姶良カルデラ

から出た入戸(いと)火砕流も同じレベルとする。

阿蘇カルデラから噴出した阿蘇4火砕流は

37 km離れた大分県豊後大野市内で厚さ30 mを

超える火砕流堆積物の露頭で確認できる。

熊本県や大分県の広い範囲をこのような厚い

阿蘇4火砕流堆積物が覆った。

火砕流堆積物は、この両県のほか佐賀県・

福岡県のほぼ全域、長崎県・宮崎県・瀬戸

内海を隔てた山口県の一部にまで分布する。

最も遠いところは、170Km離れた山口県

秋吉台で確認できる。

また、火山灰は本州全域を厚く覆い、北海道

東部で厚さ10cm以上の火山灰堆積物が存在。

9万年前の大噴火で、東西18 km,南北24 kmの

陥没カルデラが形成され、約7万年前から以降、

カルデラ内に中央火口丘群が形成されて、

中心部に阿蘇五岳が並ぶ阿蘇山の姿になった。

記録されている最も古い阿蘇山の噴火記録は

553(欽明天皇14)年とされるが確かなことは不明。

日本で発生した最大級の噴火は、九州の

真ん中を南北に通る霧島火山帯で集中的に

起こっていて、特に、阿蘇・姶良・阿多・

鬼界の4カルデラ噴火は、いずれも日本列島の

存亡に関わる巨大なカルデラ噴火 だった。

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2026年3月2日月曜日

日本のカルデラ噴火と火砕流 鬼界カルデラ

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蝋 梅



火山国、日本ではカルデラをつくるような

超巨大噴火は、日本では過去15万年間に

少なくとも14回起きたことが判っている。

過去、直近の噴火では7300年前に発生した

巨大カルデラ噴火には、九州の薩摩半島南方

50kmの鬼界カルデラがある。

カルデラ噴火は、世界的に見ても最も新しい

カルデラ噴火で、過去1万年に発生した。

噴火では、世界最大規模の噴火になる。

陸上の堆積物調査では、9万5000年前と

14万年前にも超巨大噴火が起きていた。

縄文時代に当たる7300年前の噴火では、

九州南部の広範囲にわたって縄文人たちの

生活を壊滅させたが、その遺跡の一つが

鹿児島県霧島市にある上野原縄文遺跡。

鬼界カルデラは、最深部は水深約600mの

海底にあり、鬼界カルデラの外輪山の一部は

海上に出ている薩摩硫黄島と竹島。

薩摩硫黄島は現在も活動している活火山で、

主峰の硫黄岳が噴煙を上げている。

7300年前の噴火による噴出物の体積は、

マグマ量に換算すると80Km3推定されている。

噴火により発生した火砕流は、海をわたり、

鹿児島県南部の薩摩半島や大隅半島を襲い

600〜900年間、照葉樹林が回復しなかった。

さらに、吹き上げられた火山灰が成層圏に達し、

偏西風に運ばれて東北地方南部にも達した。

この火山灰層は、鬼界アカホヤ火山灰層と

呼ばれ、地質調査などでは年代判定の基準に。

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2026年2月27日金曜日

世界の火山大災害 プレー火山・タンボラ火山

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ゆ ず



*プレー火山

20世紀最多の死者を出した火山噴火災害は

1902年5月8日にカリブ海にある西インド諸島の

なかの仏領ウィンドワード諸島に属する

マルティニーク島にある活火山プレー火山

(1,397m)の噴火に伴う火砕流によって発生。

500万m3ほどの規模の火砕流ではあったが,

山頂から南方向に6km離れたサンピエール市の

住民2万8000人が2人を残して全滅。

この火砕流は,火道内のガス圧が高まり

成長中の溶岩ドームの根元から横方向に

爆発的な噴火が生じたことにより発生した。

港に停泊していた18隻の船も,海面上を

走ってきた火砕サージに襲われて全滅。

山裾から、可成り高い場所まで人々が住む。

*タン ボラ火山

日本の活火山数111座(うち北方領土に11座)より

多い129座の活火山が存在するインドネシアでは

肥沃な土地と生活がし易い涼しい場所を求めて

富士山に形状のコニーデ型の山が多いので、

噴火に伴う火山災害も多発する。

1815年、観光地で有名なバリ島から東へ

2つ目の島、スンバワ島にあるタン ボラ火山

(2850mが大噴火し、噴火の際に約150Km3の

火山灰や軽石などの放出物が周辺地域を襲い、

約1万人が死亡したほか、農作物が壊滅した。

その後、飢餓が襲い餓死・病死者がスンバワ島で

38,000人,西隣のロ ンボク島で44,000人が

出るなど,死者の総計は92,000人にも達し、

史上最大の火山災害による犠牲者数となった。

この大噴火で吹き上げられた火山性ガスや塵で、

翌年の北半球の夏は平均気温が0.7度低下した。

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2026年2月26日木曜日

島原大変肥後迷惑の大災害 1792年(寛政4年)

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紅  梅



1791年(寛政3年)11月頃から、雲仙岳西側で

有感地震が多発し、震源が徐々に普賢岳の

方向に移動。

92年2月(寛政4年1月)に、普賢岳で噴火が

始まり、溶岩を噴出した。

4月には、群発地震の中、普賢岳が噴火し、

前に聳える眉岳・天狗岳(708m)地割れが発生。

その後、島原の近くを震源とした活発な有感

地震が続いた。

5月21日午後8時頃に、雲仙岳山頂の東側

付近を震源とするM6・4の地震がが発生し

有明海に面した島原市では震度6程度の揺れに

襲われた。

この地震に因り、雲仙岳の東部、島原市側の

山裾から西2Kmほどの所に位置する眉山の

南斜面が大崩落した。

3億4000万m3に上る大量の土砂が、島原城下の

家々を押し流し、有明海に一気に流れ込んだ。

眉山の山体崩壊による大量の土砂が、満潮時の

有明海に流れ込んだことによる津波が、島原

半島と肥後・天草の沿岸を襲った。

10m以上の高さの津波が発生したとされ、

有明海を横断した津波は約20分後に対岸の

肥後天草に到達。

有明海沿岸部を襲った津波などで、島原側で

1万人、肥後側で5000人の犠牲者が出た。

[島原大変肥後迷惑]として伝わる。

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2026年2月25日水曜日

噴火現象で最も危険なのは火砕流 雲仙岳

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紅 梅  



火山噴火現象で、一瞬にして大きな災害を

もたらすのが火砕流。

20世紀における死者が1,000人以上の火山

災害、11件中の8件は火砕流によるもの。

死者数では、火砕流が全体の60%を占める。

1902年に、カリブ海の小島マルチニーク島の

プレー火山噴火で発生した火砕流では、2万

9000人の死者が出て火砕流災害の代表例に。

1991年のフィリピン・ルソン島のピナツボ

火山の大噴火は、1900年以降における世界

最大規模の噴火で、大火砕流を発生させたが

事前に避難が行われて大きな被害はなかった。

日本国内では、1792年に九州の島原半島の

雲仙岳の噴火で発生した火砕流と山体崩壊や

津波で、1万5000人の死者がでる日本で最大の

火山災害が発生している。

この噴火後、雲仙岳での大きな噴火は休眠

状態であったが、雲仙岳を構成する普賢岳が

1990年(平成2年)11月に噴火を再開した。

91年の5月下旬からは山頂部東端に成長した

溶岩ドームから火砕流が発生し始めた。

山頂溶岩ドームの成長とともに火砕流の

流下距離は長くなり,26日には2・5kmに

達し、1人の負傷者が出たため、島原市対策

本部は最初の避難勧告を出した。

だが、溶岩ドームや火砕流の様子を見るため、

報道陣や見物人が押掛け、現場では消防団員や

警察官が立入りの制止や警戒に当たった。

6月3日に、溶岩ドームで大きな崩落が発生し、

大きな火砕流は水瀬川沿いに4・3Km流下し、

川辺の高台に居た報道関係者や市民、消防

団員や警察などを飲込み43人が犠牲となった。

後に回収された、報道陣のカメラには、立ち

上る噴煙と共に押し寄せてくる火砕流の

生々しい様相が残されていた。

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2026年2月24日火曜日

25/26豪雪は地球温暖化の影響 2月中旬春の兆し

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コ サ ギ



2025/26年の冬は、25年の夏の暑さの裏返しの

ように、寒さに見舞われ、特に北海道から

東北、信越地方の日本海側は豪雪になった。

この寒さも2月12日頃を境に、北部地方では

雪が降るものの豪雪の恐れはなくなり、春への

兆しが感じられる気候に変わった。

2月10日までの、4ヶ月間の合計積雪量では

しばしばTVで報じられた青森県を中心に

記録的な積雪量を記録した。

北海道上川地方の朱鞠内 761cm

青森県酸ケ湯 1297cm㎝、青森市で597cm、

新潟県守門 855cm、東京都内では6cmだった。

気象学の専門家は、シミュレーションの比較

結果で、一連の寒波では日本海側を中心に

大雪となり、各地で平年を大幅に上回る積雪と

なったのは、やはり、地球温暖化による影響を

受けた結果だと結論付けている。

温暖化によって海水温が上昇し、水蒸気が

増えた一方、上空に強い寒気があったため、

雨にならずに雪となり、雪の量が増えたとする。

今回のような大雪となる頻度も温暖化によって、

およそ3倍に増えた可能性があるとしている。

過去には、三八豪雪と呼ばれる雪害がある。

この雪害をもたらした原因は、今回の地球

温暖化による海水温の上昇によるものではなく

大陸から南下する寒気団により、日本海側では

繰り返し日本海寒帯気団収束帯に伴う発達した

雪雲に襲われて、全国的に気温が平年より

3℃前後も低い異常低温となった。

日照時間の短さが加わり、多くの地域で積雪が

ほとんどが融けずに蓄積したのが大きな要因。

豪雪の中心は新潟県から北陸地方から西の

日本海側であった。

主な積雪量は、新潟県長岡市で318cm、富山県

高岡市が225cm、富山 186cm、福井 213cm

などであったが、日本海側だけでなく温暖で

雪の少ない九州地方や四国地方でも記録的な

大雪を記録し、山間部を中心に累計積雪量は

1mに達した。

特に、長崎県の五島列島や鹿児島県東シナ海側

でも積雪量30cmを記録している。

この大雪の影響で、各地で自動車の閉じ込めや

集落の孤立などが発生し、雪害としては初めて

災害救助法が適用された。

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