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2026年3月2日月曜日

日本のカルデラ噴火と火砕流 鬼界カルデラ

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
蝋 梅



火山国、日本ではカルデラをつくるような

超巨大噴火は、日本では過去15万年間に

少なくとも14回起きたことが判っている。

過去、直近の噴火では7300年前に発生した

巨大カルデラ噴火には、九州の薩摩半島南方

50kmの鬼界カルデラがある。

カルデラ噴火は、世界的に見ても最も新しい

カルデラ噴火で、過去1万年に発生した。

噴火では、世界最大規模の噴火になる。

陸上の堆積物調査では、9万5000年前と

14万年前にも超巨大噴火が起きていた。

縄文時代に当たる7300年前の噴火では、

九州南部の広範囲にわたって縄文人たちの

生活を壊滅させたが、その遺跡の一つが

鹿児島県霧島市にある上野原縄文遺跡。

鬼界カルデラは、最深部は水深約600mの

海底にあり、鬼界カルデラの外輪山の一部は

海上に出ている薩摩硫黄島と竹島。

薩摩硫黄島は現在も活動している活火山で、

主峰の硫黄岳が噴煙を上げている。

7300年前の噴火による噴出物の体積は、

マグマ量に換算すると80Km3推定されている。

噴火により発生した火砕流は、海をわたり、

鹿児島県南部の薩摩半島や大隅半島を襲い

600〜900年間、照葉樹林が回復しなかった。

さらに、吹き上げられた火山灰が成層圏に達し、

偏西風に運ばれて東北地方南部にも達した。

この火山灰層は、鬼界アカホヤ火山灰層と

呼ばれ、地質調査などでは年代判定の基準に。

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2026年2月27日金曜日

世界の火山大災害 プレー火山・タンボラ火山

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ゆ ず



*プレー火山

20世紀最多の死者を出した火山噴火災害は

1902年5月8日にカリブ海にある西インド諸島の

なかの仏領ウィンドワード諸島に属する

マルティニーク島にある活火山プレー火山

(1,397m)の噴火に伴う火砕流によって発生。

500万m3ほどの規模の火砕流ではあったが,

山頂から南方向に6km離れたサンピエール市の

住民2万8000人が2人を残して全滅。

この火砕流は,火道内のガス圧が高まり

成長中の溶岩ドームの根元から横方向に

爆発的な噴火が生じたことにより発生した。

港に停泊していた18隻の船も,海面上を

走ってきた火砕サージに襲われて全滅。

山裾から、可成り高い場所まで人々が住む。

*タン ボラ火山

日本の活火山数111座(うち北方領土に11座)より

多い129座の活火山が存在するインドネシアでは

肥沃な土地と生活がし易い涼しい場所を求めて

富士山に形状のコニーデ型の山が多いので、

噴火に伴う火山災害も多発する。

1815年、観光地で有名なバリ島から東へ

2つ目の島、スンバワ島にあるタン ボラ火山

(2850mが大噴火し、噴火の際に約150Km3の

火山灰や軽石などの放出物が周辺地域を襲い、

約1万人が死亡したほか、農作物が壊滅した。

その後、飢餓が襲い餓死・病死者がスンバワ島で

38,000人,西隣のロ ンボク島で44,000人が

出るなど,死者の総計は92,000人にも達し、

史上最大の火山災害による犠牲者数となった。

この大噴火で吹き上げられた火山性ガスや塵で、

翌年の北半球の夏は平均気温が0.7度低下した。

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2026年2月26日木曜日

島原大変肥後迷惑の大災害 1792年(寛政4年)

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紅  梅



1791年(寛政3年)11月頃から、雲仙岳西側で

有感地震が多発し、震源が徐々に普賢岳の

方向に移動。

92年2月(寛政4年1月)に、普賢岳で噴火が

始まり、溶岩を噴出した。

4月には、群発地震の中、普賢岳が噴火し、

前に聳える眉岳・天狗岳(708m)地割れが発生。

その後、島原の近くを震源とした活発な有感

地震が続いた。

5月21日午後8時頃に、雲仙岳山頂の東側

付近を震源とするM6・4の地震がが発生し

有明海に面した島原市では震度6程度の揺れに

襲われた。

この地震に因り、雲仙岳の東部、島原市側の

山裾から西2Kmほどの所に位置する眉山の

南斜面が大崩落した。

3億4000万m3に上る大量の土砂が、島原城下の

家々を押し流し、有明海に一気に流れ込んだ。

眉山の山体崩壊による大量の土砂が、満潮時の

有明海に流れ込んだことによる津波が、島原

半島と肥後・天草の沿岸を襲った。

10m以上の高さの津波が発生したとされ、

有明海を横断した津波は約20分後に対岸の

肥後天草に到達。

有明海沿岸部を襲った津波などで、島原側で

1万人、肥後側で5000人の犠牲者が出た。

[島原大変肥後迷惑]として伝わる。

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2026年2月25日水曜日

噴火現象で最も危険なのは火砕流 雲仙岳

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紅 梅  



火山噴火現象で、一瞬にして大きな災害を

もたらすのが火砕流。

20世紀における死者が1,000人以上の火山

災害、11件中の8件は火砕流によるもの。

死者数では、火砕流が全体の60%を占める。

1902年に、カリブ海の小島マルチニーク島の

プレー火山噴火で発生した火砕流では、2万

9000人の死者が出て火砕流災害の代表例に。

1991年のフィリピン・ルソン島のピナツボ

火山の大噴火は、1900年以降における世界

最大規模の噴火で、大火砕流を発生させたが

事前に避難が行われて大きな被害はなかった。

日本国内では、1792年に九州の島原半島の

雲仙岳の噴火で発生した火砕流と山体崩壊や

津波で、1万5000人の死者がでる日本で最大の

火山災害が発生している。

この噴火後、雲仙岳での大きな噴火は休眠

状態であったが、雲仙岳を構成する普賢岳が

1990年(平成2年)11月に噴火を再開した。

91年の5月下旬からは山頂部東端に成長した

溶岩ドームから火砕流が発生し始めた。

山頂溶岩ドームの成長とともに火砕流の

流下距離は長くなり,26日には2・5kmに

達し、1人の負傷者が出たため、島原市対策

本部は最初の避難勧告を出した。

だが、溶岩ドームや火砕流の様子を見るため、

報道陣や見物人が押掛け、現場では消防団員や

警察官が立入りの制止や警戒に当たった。

6月3日に、溶岩ドームで大きな崩落が発生し、

大きな火砕流は水瀬川沿いに4・3Km流下し、

川辺の高台に居た報道関係者や市民、消防

団員や警察などを飲込み43人が犠牲となった。

後に回収された、報道陣のカメラには、立ち

上る噴煙と共に押し寄せてくる火砕流の

生々しい様相が残されていた。

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2026年2月24日火曜日

25/26豪雪は地球温暖化の影響 2月中旬春の兆し

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コ サ ギ



2025/26年の冬は、25年の夏の暑さの裏返しの

ように、寒さに見舞われ、特に北海道から

東北、信越地方の日本海側は豪雪になった。

この寒さも2月12日頃を境に、北部地方では

雪が降るものの豪雪の恐れはなくなり、春への

兆しが感じられる気候に変わった。

2月10日までの、4ヶ月間の合計積雪量では

しばしばTVで報じられた青森県を中心に

記録的な積雪量を記録した。

北海道上川地方の朱鞠内 761cm

青森県酸ケ湯 1297cm㎝、青森市で597cm、

新潟県守門 855cm、東京都内では6cmだった。

気象学の専門家は、シミュレーションの比較

結果で、一連の寒波では日本海側を中心に

大雪となり、各地で平年を大幅に上回る積雪と

なったのは、やはり、地球温暖化による影響を

受けた結果だと結論付けている。

温暖化によって海水温が上昇し、水蒸気が

増えた一方、上空に強い寒気があったため、

雨にならずに雪となり、雪の量が増えたとする。

今回のような大雪となる頻度も温暖化によって、

およそ3倍に増えた可能性があるとしている。

過去には、三八豪雪と呼ばれる雪害がある。

この雪害をもたらした原因は、今回の地球

温暖化による海水温の上昇によるものではなく

大陸から南下する寒気団により、日本海側では

繰り返し日本海寒帯気団収束帯に伴う発達した

雪雲に襲われて、全国的に気温が平年より

3℃前後も低い異常低温となった。

日照時間の短さが加わり、多くの地域で積雪が

ほとんどが融けずに蓄積したのが大きな要因。

豪雪の中心は新潟県から北陸地方から西の

日本海側であった。

主な積雪量は、新潟県長岡市で318cm、富山県

高岡市が225cm、富山 186cm、福井 213cm

などであったが、日本海側だけでなく温暖で

雪の少ない九州地方や四国地方でも記録的な

大雪を記録し、山間部を中心に累計積雪量は

1mに達した。

特に、長崎県の五島列島や鹿児島県東シナ海側

でも積雪量30cmを記録している。

この大雪の影響で、各地で自動車の閉じ込めや

集落の孤立などが発生し、雪害としては初めて

災害救助法が適用された。

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2026年2月23日月曜日

瀬戸内海沿岸の養殖カキが大量に死亡

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白  梅



2026年、丙午の年明けから瀬戸内の沿岸部で

行われているカキの養殖業者を悲劇が襲った。

軒並み、養殖中のカキが死滅したのだ。

生育が不良というレベルではなく、入って

いる筈の身が溶けたようになって死んでおり、

死因は不明だとされているから厄介だ。

養殖カキの生産量の8割を占める瀬戸内海で、

養殖カキは県の重要な産業の一つだけに、

出荷シーズンに受けたショックは大きい。

一方、東北・三陸沿岸のカキには目立った

異状は確認されていない。  

カキ養殖の本場、生産量6割を誇る広島県では

西部海域で3~9割、中部海域で7~9割、

東部海域で5~9割が死滅。

隣の岡山県は、地区ごとに異なるが最大で

8割、兵庫県でも地区ごとの違いがある

ものの7~9割程度が死滅したとしている。

広島県水産海洋技術センターでは、主な原因は

[高水温・高塩分]だとしている。

25年の広島県沿岸の平均海水温は、1991~

2020年の平均値より1.5~2度ほど高かった。

海水温度の上昇で、海水の塩分が高くなり、

カキが脱水症状のような状態になった可能性の

指摘があるが、これは被害地域で共通する。

また、海水表層と底層で水温差が生じ、酸素の

少ない水塊が現れる[貧酸素]の影響の指摘もある。

過密な養殖などで海中のカキの栄養分が

失われている可能性の指摘もある。

複合的な要因があるとする指摘も多い。

カキと同じ二枚貝のヒオウギ貝の養殖には

問題ないとされ、エビなどの甲殻類はよく

取れているため、養殖カキに集中的に表れた、

特有の要因があると思われている。

カキを2年近く養殖してから水揚げしているが、

来季水揚げする予定のものも大半が死んでいる

ため、来季はほぼ全滅の可能性に怯えている。

早急に、主要因を突き止めて、今後に備えた

対策を打つことが、業界の死活問題だ。

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2026年2月20日金曜日

[ニパウイルス]感染 インド バングラデシュ

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山 茶 花



インド保健省は、2025年12月以降同国東部の

西ベンガル州で、死亡率の高い[ニパウイルス]の

感染者を2人確認したと発表した。

ヒトが感染した場合の致死率は推計40~75%。

インド保健省は、2人と接触した196人を特定し、

健康状態を調査したが、いずれの接触者も

症状はなく、ウイルス検査の結果は全員が

陰性だったと公表。

世界保健機関(WHO)によると、ニパウイルスの

潜伏期間は通常4~14日程度で、ヒトが感染した

場合の致死率は推計40~75%と非常に高い。

インドでのニパウイルス感染者の確認を受け、

タイ保健省はニパウイルス感染者の発生地域から

到着する航空機向けに駐機場を割り当て

入国乗客に対しての検査を強化。

マレーシアの保健省も、特にリスクの高い国

からの入国者に対する検査を厳しくしている。

日本の外務省は1月27日、インドを対象国とする

ニパウイルス感染症に関する注意喚起を発表。

WHOは2月6日、バングラデシュ北部で1月に

[ニパウイルス]‍に感染した女性が死亡したと発表。

患者と接触した35人は全て経過‌観察中で、

ウイルス検査では​陰性が確認さ⁠れた。

この患者には渡航歴がなかったが、生のナツメ

ヤシの樹液を摂取していて感染した。

ニパウイルス感染症は主に⁠感染したオオ

コウモリやブタといった感染動物との接触や、

感染動物の唾液や尿などの体液で汚染された

食物の摂取などにより感染する。

患者の血液や体液との接触による[ヒト⁻ヒト

感染」も報告されている。

これまでに日本国内での患者の報告はない。

ニパウイルス感染症の症状は、発熱、頭痛、

嘔吐、筋肉痛などから始まり、その後、意識

障害などの神経症状が現れ、重症化すると

急性脳炎に至ることがある。

ワクチンがないため、対症療法が中心となる。

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