最近の研究で、カイパーベルトが地球と太陽の
距離の約80倍もの遠方で突然、太陽系全体が
約15度傾いているように見えることから、
新たな候補となる天体の存在が示唆され、
論文の著者らによって[惑星Y]と名付けられた。
天文学者は、この傾きについて説明できる
惑星以外の説も考えたが、実際には傾きに
影響を与える惑星の存在が必要なこと判明。
もし、傾きが太陽系の形成過程の特徴や、
付近を通過する天体の影響であれば、この
ゆがみは既に消えているはずだとする。
既知のすべての惑星に加え、仮説上の惑星も
含むコンピューターシミュレーションを実施。
[惑星Y]はおそらく、水星から地球ほどの
質量とみられるとし、地球と太陽の距離の
およそ100〜200倍の位置にあり、他の惑星に
対して少なくとも10度傾いているとする。
カイパーベルトは、遠くて暗い世界である
ことから観測が困難なので、これまでカイパー
ベルトで発見された50ほどの天体が、相互に
影響を及ぼす軌道の関連性に依拠した計算で
惑星の存在を推定している。
第9惑星と惑星Yは、同じ惑星であるのか
或いは、両方の惑星が存在する可能性もある。
2025年秋に、チリの標高2682mの山頂で
べラ・ルービン天文台が観測を開始するので、
更に多くの天体が発見され、第9惑星と
惑星Yについても、存在が明らかにされそうだ。
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