ニュージーランド北島の中央に、オセアニア
最大の淡水湖であるタウポ湖が存在する。
表面積が616km²ほどで、周囲の長さは193Km
にも及ぶ湖で、スーパーボルケーノ(超巨大
火山)の河口湖である。
研究者のチームが、西南極の氷床コアの深さ
279m付近から採集した火山ガラス片の分析
結果から、この火山ガラス片はタウポ火山の
噴火との関連性が判明した。
紀元232年の晩夏から初秋にかけての噴火に
因るものと判明した。
タウポ火山は、約2万5500年前のオルアヌイ
超巨大噴火は、世界で最も新しい超巨大噴火と
言われ、北島を火山灰と火成岩の厚い層で覆った。
タウポ火山は約2000年前に再び噴火して、
ニュージーランド史上最大の噴火とされている。
この時の噴火は、過去5,000年間において
地球上で起こった噴火のなかでもっとも強力な
もので、噴火は数日から数週間継続したとされる。
この時代の大噴火で運ばれた火山ガラス片が、
約5000kmも離れた南極で見つかったのだ。
南極で見つかっ火山ガラス片は、232年の
噴火だとされているが、噴火はこの年の
一度限りではなかっただろうし、その前後の
年にも幾度となく大噴火を起こしていたことも
十分考えられる。
ニュージーランドでは、西暦181年に大噴火が
発生したとされている。
中国の後漢書では、桓帝と霊帝の治世の期間の
146年~189年の間に、食料不足で倭国大乱が
起ったと記録されている。
稲作が西日本に定着して間もない時期で、
人口が急増していた時期に当り、タウポ火山の
巨大噴火の影響が十分考えられる。
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