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2025年11月20日木曜日

25年度産米 おおむね良好 コメ不足は解消

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
木 槿 八 重



農林水産省が9月までに発表した25年度産米の

作柄は[やや上回る]が13府県、[前年並み]が

29都道府県と予測し、全体では[概ね良好]だった。

作柄が平年並みであれば、玄米ベースの

生産量は前年比56万トン増の735万トン程度を

確保できると予測しており コメ不足は解消。

25年産米の検査結果によると、品質が最も高い

一等米比率は8月末時点で66・5%だった。

同時点での24年産米の63・7%に比べて、

2・8ポイント上昇した。

コメの等級はどのように決められるのか?

*一等米は整粒割合が70%以上、死米混入が

7%以下、着色粒混入が0.1%以下、もみ混入が

0.3%以下。

*二等米は整粒割合が60%以上、死米混入が

10%以下、着色粒混入が0.3%以下、もみ混入が

0.5%以下。

*三等米は整粒割合が45%以上、死米混入が

20%以下、着色粒混入が0.7%以下、もみ混入が

0.1%以下。

*規格外米 一等から三等までのそれぞれの

品位に適合しない玄米であって、異種穀粒及び

異物を50%以上混入していないもの。

食味ランキングの評価とは?

米粒子の外観による評価のほかに、専門家に

よる食味官能試験による評価がある。

食味ランキングの評価は、炊飯した白飯を

評価員(食味評価エキスパート)が実際に試食する

[食味官能試験]によって行われる。

複数産地のコシヒカリをブレンドしたものを

基準米とし、これと比較する形で対象のお米を

評価する。

評価項目は[外観・香り・味・粘り・硬さ・総合

評価]の6項目で、それぞれの項目について

基準米よりも良いか悪いかを判断する。

最高ランク[特A]を含む5段階のランク評価

結果は、以下の5段階のランクで発表される。

特A: 基準米よりも特に良好なもの

A: 基準米よりも良好なもの

A’: 基準米とおおむね同等なもの

B: 基準米よりやや劣るもの

B’: 基準米より劣るもの

[特A]はランキングの最高評価であり、これが

メディアなどで[日本一おいしいお米]として

取り上げられることが多く、人気の指標と

なっている。

25年2月に発表された[令和6年産米の食味

ランキング]で、最高評価の[特A]を獲得した

銘柄の一部。

コシヒカリ:栃木 新潟(魚沼) 富山 岐阜

 三重 徳島

ななつぼし、ゆめぴりか:北海道 

きぬむすめ:鳥取 島根 岡山 山口 

にこまる:高知県 

あきほなみ:鹿児島県 

この評価には、新品種や新たに特Aにランク

インした銘柄が出るため毎年、注目が集まる。

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