コメの品質検査で、一等から三等までの
それぞれの品位に適合しない玄米にうち、
異種穀粒及び異物を50%以上混入していない
コメを規格外米と呼ぶ。
農林水産省が定める玄米の品質基準である
「農産物検査法」の基準を満たさなかった
お米を「規格外米」としている。
具体的には、形や大きさ、色づき、被害粒の
混入率などが基準に満たない場合に分類される。
ただし、味や品質に問題がない場合も多く、
正規のお米と比べて食べても遜色がない。
コメ不足の際は、一部は店頭に顔を見せたり、
他のコメとブレンドされて棚に並べられていた。
規格外米は、大きく分けて3つの種類がある。
1. 砕米精米の過程で割れてしまったコメ。
2. 未熟米稲が十分に熟す前に収穫されたため、
粒が小さく白いのが特徴。
3. 着色米は、収穫前に天候不良などの影響で、
茶色や黒に変色してしまったコメ。
これらの規格外米は、見た目が悪いため、
一般的に食用として販売されることは少ないが
味は正規のお米とほとんど変わらない。
近年、規格外米が酒造りの世界では、個性
豊かなお酒を生み出す、魅力的な存在として
注目されている。
規格外米には、独特の風味や香りが強く、
酒に深みや複雑さを加えるという特徴がある。
小粒でタンパク質が多い米は、発酵が活発に
なり、力強くコクのある味わいに仕上がる。
また、日照不足などで十分に成長できなかった
米は、すっきりとした軽快な味わいの酒を
生み出すことがある。
特に、何より規格外米を使用することで、
コストを抑えられることに加えて、個性的な
酒を造ることができるというメリットがある。
こうしたことから、ある老舗酒蔵では地元産の
規格外米を積極的に使用した純米酒を開発し、
人気を集めている例があるという。
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