寒い冬の夜空からの贈り物は満天に煌めく星で
あったり、シリウスやオリオン座の輝きだ。
寒さに備えて厚着して外へ出て暫く星を眺める
のも、冬の楽しみの一つだ。
最近の研究で、現在宇宙に存在している星の
半分は９０～１１０億年前に造られ、残りの半分は
それ以降に造られたことが判ったという。
高性能の解像力を備えた日本のすばる望遠鏡や
チリの超大型望遠鏡などの観測データの分析
結果から判明した。
星が出す水素原子の光の量から解析して、２０億
年前から、９０億年前までの各年代の宇宙の姿を
概略的に捉えて、それらの時代が備えていた
光の量から星の量を推計したもの。
その結果、１１０億年前の星が造り出される量に
比べて現在は１/３０しか造り出す能力を備えて
いないことが判り、宇宙の星の数は、既に限界を
迎えつつある状態に在ると結論している。
宇宙は既に、お星さんで一杯になってしまったのだ。
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