地球から５６００万Ｋｍ離れた兄弟星の火星では
無人探査車キュリオシティーが活躍している。
既に、火星には水が存在したことや、水が川と
なって流れており、角がとれて丸くなった形状を
備えた小石も確認されている。
切り立った崖には地層が認められ、水の流れで
削り取られたような、地球上と同じ姿も見られる。
採集された砂からは長石や輝石、かんらん石
などが検出され、火山活動で生成された玄武岩の
特徴を備えていることも判った。
砂嵐となって巻き上げられている土は、岩石が
細分化されてできた新しい時代のもとなる。
かっては、微生物などもいて、地球と同様の
有機物も存在しただろうと推測されている。
鍬を担いだ火星人が出てきそうな雰囲気だ。
この火星から天体の衝突で飛ばされた岩石が
隕石となって地球に落下した中から検出された
水の水素の同位体が、火星と木星の間に存在
する小惑星からの隕石が備えていた成分と一致。
このことから、４５億年前に火星が誕生した際に
取り込まれた水は、地球の水と同様に、小惑星
からもたらされたことが判明している。
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