現生人類のホモ・サピエンスが、ネアンデル
タール人と分岐したのは少なくとも80万年
前で、これまでの推定値よりも約30万年早い。
人類学者の多くは現在、別の絶滅人類種
ホモ・ハイデルベルゲンシスが、現生人類と
その近縁種ネアンデルタール人との最後の
共通祖先であると考えられている。
スペイン北部のアタプエルカにある遺跡から
出土した人骨化石約30体の臼歯と小臼歯の
年代測定により、これらの化石の年代は
43万年前という信頼性の高い結果が得られた。
現生人類の祖とされる、このヒト族の人骨の
歯とネアンデルタール人の歯との間に強い
類似性がみられたことから、ネアンデル
タール人との分岐は、これまでより30万年
早い80万年前と結論付けされた。
かって、我々現生人類の祖先は、猿人(アウ
ストラロピテクス)だと学んだ。
最近では研究が進んで、現生人類に至る複雑な
分岐の様子が明らかにされつつある。
アウストラロピテクスから、原人[ホモ・エレク
トス)に進化した後、分岐が繰り返されて、
70万年前にホモ・エレクトゥスから分岐した
ハイデルベルゲンシスが、共通の祖先となった。
ホモ・ハイデルベルゲンシスは、およそ60〜
30万年前にアフリカからヨーロッパ・アジアの
一部にまで広く分布していたとされる人類だが、
20万年前に消滅した。
アフリカにいたホモ・ハイデルベルゲンシスから
現生人類(ホモ・サピエンス)は、約30万年前に
アフリカで出現し、その後約6万~7万年前
以降にアフリカを出て世界各地へ拡散した。
この過程で、現生人類はハイデルベルゲン
シスから分岐し、共通の祖先とするネアン
デルタール人やデニソワ人とも交配した。
このため、現生人類は両者の遺伝子を1~2%
持っているとされている。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?