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2026年7月1日水曜日

ネアンデルタール人と現生人類の分岐と交配

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
石  斛



現生人類のホモ・サピエンスが、ネアンデル

タール人と分岐したのは少なくとも80万年

前で、これまでの推定値よりも約30万年早い。

人類学者の多くは現在、別の絶滅人類種

ホモ・ハイデルベルゲンシスが、現生人類と

その近縁種ネアンデルタール人との最後の

共通祖先であると考えられている。

スペイン北部のアタプエルカにある遺跡から

出土した人骨化石約30体の臼歯と小臼歯の

年代測定により、これらの化石の年代は

43万年前という信頼性の高い結果が得られた。

現生人類の祖とされる、このヒト族の人骨の

歯とネアンデルタール人の歯との間に強い

類似性がみられたことから、ネアンデル

タール人との分岐は、これまでより30万年

早い80万年前と結論付けされた。

かって、我々現生人類の祖先は、猿人(アウ

ストラロピテクス)だと学んだ。

最近では研究が進んで、現生人類に至る複雑な

分岐の様子が明らかにされつつある。

アウストラロピテクスから、原人[ホモ・エレク

トス)に進化した後、分岐が繰り返されて、

70万年前にホモ・エレクトゥスから分岐した

ハイデルベルゲンシスが、共通の祖先となった。

ホモ・ハイデルベルゲンシスは、およそ60〜

30万年前にアフリカからヨーロッパ・アジアの

一部にまで広く分布していたとされる人類だが、

20万年前に消滅した。

アフリカにいたホモ・ハイデルベルゲンシスから

現生人類(ホモ・サピエンス)は、約30万年前に

アフリカで出現し、その後約6万~7万年前

以降にアフリカを出て世界各地へ拡散した。

この過程で、現生人類はハイデルベルゲン

シスから分岐し、共通の祖先とするネアン

デルタール人やデニソワ人とも交配した。

このため、現生人類は両者の遺伝子を1~2%

持っているとされている。

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