世界気象機関(WMO)は、7月初めに南米ペルー
沖から中部太平洋の赤道域にかけて、海面の
水温が平年に比べて高い状態が1年程度続く
[エルニーニョ現象]が発生したと発表。
前回から、ほぼ2年ぶりとなるエルニーニョ
現象についてWMOは、7月から9月にかけて
急速に発達するとした。
日本の気象庁が6月初めの発表では、今年
春からすでにエルニーニョが発生しており、
秋まで続く見込みだという。
EUの気象情報機関のコペルニクス気候変動
サービスも、6月の世界の平均海面水温が、
過去最高を更新する20.86℃だったと発表。
日本近海では、海面水温が平年の基準値を
上回る可能性があり、秋にかけてその差が
2℃を超えて上振れする予測もされている。
過去のエルニーニョ現象で海面水温が平年の
基準値から2℃を超えた事例が5回あり、
そのうち1982年春から1983年秋と、1997年
春から1998年夏のエルニーニョでは3℃超に。
このため、今年の夏の気温は高くなるとし、
2026年の夏は観測史上最も暑い年のひとつに
なると予想されるという。
これまでのエルニーニョ現象では、太平洋の
東側で海面水温が上がる一方で、西側で下がる
傾向があったがさがっていないのだ。
今年5月時点で、西太平洋の海面水温は
上がっており、日本付近でも下っていない。
日本の気象学者や研究機関の中から、今年の
エルニーニョ現象は、過去数十年のなかで
数えるほどしか発生していない、極めて珍しい
気候現象だとする指摘も出されている。
エルニーニョ現象が発生すれば、日本では
冷夏・暖冬になる”という過去の経験則が
通用しなくなったというのだ。
これを[スーパーエルニーニョ]と呼ぶ人も
出てきているが、今年の夏は例年以上に
暑い夏となり、台風が多い年になるそうだ。
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