中国の遺伝学者のチームは、中国国内の
遺跡3カ所から出土した標本に二つのアミノ酸
変異体が共通して見られることを突き止めた。
このことから、研究者らはこれらの歯は
全て同一の種に属していたと結論付けた。
その内の一つはこれまで知られていなかった
ものだったという。
二つ目の変異体は、以前、謎のデニソワ人や
一部の現生人類の集団からも確認されていた。
研究報告では、他の人類種にもこの変異体が
存在していたことは、デニソワ人がかつて
ホモ・エレクトスと交雑し、その後に、ある
時点でホモ・サピエンス(現生人類)とも交雑した
ことを示唆しているとする。
その結果、デニソワ人のDNAの痕跡は今日でも
一部の人類に受け継がれている。
同様に現生人類の集団の祖先にはネアンデル
タール人も一部含まれている。
これは約4万年前に絶滅したこの人類種との
過去の交流が残した遺産に他ならない。
デニソワ人もまた、ネアンデルタール人と
交雑していた。
東南アジアの現生人類の集団にはデニソワ人の
遺伝的要素が最も多く見られ、かつてこの地で
両人類種が接触したことを示唆しているとする。
また、ホモ・エレクトスの化石が40万年前の
ものなのに対し、デニソワ人の化石が15万~
30万年前のものであることを踏まえると
両者は祖先と子孫だった可能性も考えられる
との指摘もある。
デニソワ人はホモ・エレクトスと共存して
いたのではなく、そこから直接的に進化した
種でもあり得るという。
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