欧州の情報機関は5月初め、プーチン大統領に
対する陰謀やクーデターのリスクが高まり、
警護が強化されたと報じたという。
反乱を起こし得る人物として、前国防相の
ショイグ安保会議書記が名指しされた。
この報告は、プーチンの支持率が65%まで
低下して、国民の中にも厭戦気分が広がる
状況下で、混乱を狙う目的があるとされている。
今年に入り、ロシア軍内部で不可解な動きが
続いていることも事実だとされる。
2024年5月、プーチンの盟友として30年間に
わたり、国防相の座にあったセルゲイ・
ショイグが、事実上更迭された。
ショイグの副官であったイワノフが汚職容疑で
逮捕された直後のタイミングを狙い追放した。
プーチンは、軍内部に巣食う腐敗を一掃すると
いう名目で、最も親しい友人の首をすげ替えた。
今や、プーチンは長年の親友であっても
自分を狙う敵に見え、側近を信頼できなく
なってしまっている。
後任には、軍服を着た経験もない経済学者の
アンドレイ・ベロウソフ氏が国防相に就任した。
汚職や不正がはびこる戦時経済を強権的に
統制し、透明化するには財務管理の専門家が
必要ではあるとしても、国防を担当させることは
前線に立つ軍の将官の行動を放任することになる。
他方、旧ソ連のKGBの後継組織として知られる
FSB(ロシア連邦保安庁)が、2022年の本格侵攻
開始以来、汚職や詐欺などの容疑で少なくとも
16人の将官を逮捕している。
将官たちが、前線の失敗や後方支援の崩壊と
いった[悪い報告]を上げれば、その責任を問い、
汚職などの別件で逮捕する脅迫行為を繰返す。
この構造を普遍化させたのが、軍に関する
[虚偽情報]を広めた者に最長15年の禁錮刑を
科すという法律の存在だ。
最近は、将官達は不都合な報告は上げず、
都合の良いように脚色した報告しかプーチンの
耳に入らなくなっている。
25年12月、サルバロフ軍作戦本部長が爆殺された。
FSB長官に抗議が殺到したが、テロを事前に
予知する事は不可能と一蹴した。
こうした、混乱が続く中、ショイグと側近の
将官らは、ドローンを使ったプーチン暗殺を
画策していたが、一時棚上げして適切な時機を
待っている状態だと伝えられている。
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