何故肥満になるのかを巡っては様々な分野で
研究が進められているが、最大の原因は過食。
何故過食になり、肥満になるのかについては、
遺伝子研究分野では、肥満に関連する遺伝子が
130種見つかっており、β―アドレナリン受容体
などが特定されている。
ホルモンに関しては、脂肪細胞が備えている
ホルモンの「レプチン」が何らかの理由で、脳の
満腹中枢に送った信号に対して、脳中枢細胞
から送られてくる食欲を抑える信号を正確に
受取らなくなって、食欲を抑制できなくなるのが
過食になる原因と理由づけられている。
この程、米ノースカロライナ大学の研究チームは
ラットの脳の視床下部と呼ばれる部分の上にある
「BNST]と呼ばれる神経中枢が、食べたいという
衝動に関与する働きを備えていることを突止めた。
この神経細胞を刺激すると食欲を抑制することが
出来ず過食になり、働きを抑制すると空腹に
なっても餌を食べなくなることが判明。
この神経中枢細胞は人間にも存在するので過食
症などの摂食障害治療に役立つと期待されている。
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