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2013年11月1日金曜日

元禄関東地震 熱海に29mの津波

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
桜並 木 



元禄16年(1703年) に発生した元禄関東地震

の際に発生した津波は、旅行中であった京都の

神職が残した記録に基づく調査で津波が29mの

高さに達していたことが判明した。

津波学が専門の都司嘉宣氏の実証研究による

もので、熱海市にあった500軒の集落が大津波で

流され、10軒しか残らなかったとの記録から

当時の地図や明治30年の地図の標高データー

などから解析した。

当地の名主が津波の海水を飲んだのが原因で、

津波後に死亡したとの記録から、名主の居宅を

割り出し、寝ていた位置の海面からの高さが

29mになることを突止めたもの。

大正関東地震(1923年)の際の津波の高さは

12mだったから元禄の地震のすごさが判る。

この地震の規模はM7.9~8.2の大地震で

房総半島南端が4~5mも隆起した。

千葉県から静岡県にかけて巨大津波が押寄せ

3000人の死者が出たと記録されている。

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