海洋を漂うプラスチックや陸上で劣化が進む
プラスチックは、時間の経過と共にマイクロ
プラスチック(粒径1マイクロメートル~
5ミリメートル)やナノプラスチック(粒径
1マイクロメートル以下)と呼ばれる微小な
粒子に分解される。
特に、近年問題とされているのが、環境汚染と
血中のマイクロプラスチックや心血管疾患の
間に強力な関連性があること。
分解された微小なプラスチック粒子は、
空気や水、摂取する食物など、人間が生活する
中で接するほぼすべての場所に存在するように
なり、最近の複数の研究によると、人体の
組織や臓器からも検出されるようになった。
イタリアの研究チームが欧州心臓病学会誌に
発表した研究によると、さまざまな心血管疾
患患者の血液からマイクロプラスチックが
検出された。
心臓発作患者の84%からマイクロプラス
チックが検出されたとする。
心臓発作の直接的な原因が、マイクロプラス
チックであるかは証明されてはいないが、
研究では61人を対象に分析が行われた結果、
心臓発作患者の84.2%、慢性冠症候群患者の
40%、冠動脈に異常のない患者の31.8%から
マイクロプラスチックが検出された。
研究チームは、マイクロプラスチックと
心血管疾患との関連性を指摘する一方、
今回は因果関係を証明するものではない
[観察研究]であり、現時点では初期段階の
仮説にとどまるとしている。
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