春 日 山 原 始 林
天文学者の国際チームがこのほど、[銀河に
なりそこねた]タイプの天体を見つけたとする
研究結果を発表した。
この天体は、宇宙の構造で、大きな存在感を
持つ正体不明の物質とされる暗黒物質の
集まりで、初期の宇宙で起きた銀河形成の
残骸と考えられている。
この天体は[クラウドナイン]と呼ばれる。
光を発しないため、検出が難しい暗黒物質は
138億年前の[ビッグバン]で宇宙が誕生した
時に生成され、その暗黒物質がガスを引き
寄せて星が形成され、さらに星の集まりが
銀河となった。
一方、十分なガスが集まらない場合は星が
できず、暗黒物質とガスで構成される銀河に
までなれない天体が残ったと考えられている。
無数の明るい星が集まる銀河とは違って、
なりそこないの銀河は暗く、見つけるのが
難しく[矮小銀河]のようでもあると指摘する。
天の川銀河が何千億個もの星を持つのに対し、
矮小銀河の星は1000個前後から数十億個まで。
クラウドナインは、渦巻き銀河[メシエ94]
付近で見つかった9番目のガス雲だったことで、
クラウドナインと名付けられた。
暗黒物質は、宇宙の物質全体の85%を占め、
重力の作用によって検出が可能とされる。
銀河形成の理論によると、星が形成され、
暗いガス雲が明るい銀河になるには一定量の
暗黒物質が必要とされる。
研究チームはクラウドナインが将来、十分な
質量に達すればガスが崩壊して星の誕生に
つながり、銀河の誕生となるだろうという。
東京大学の戸谷教授が、天の川銀河の中心
方向から、放射されるガンマ線の検出に
世界で初めて成功して、暗黒物質の存在を
確認する手がかりを掴み、今後の研究の
成果が非常に注目されている。
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