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2015年2月10日火曜日

山陰地方でも大地震発生の危険性高まる

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
生 姜



太平洋戦争の最中の1943年に鳥取市を震源と

する直下型のM7.2の地震が発生し、市内の住宅の

8割が全半壊する大きな被害が出た。

2000年10月にも鳥取県西部地震(M7.3)が発生。

鳥取県日野町と境港市では震度6強だったが、

2か月前に防災訓練を実施していたことや震源が

人口の少ない地域であったことと積雪に備え

頑丈な家であったことが被害を少なくした。

震源断層は知られていない断層であったが、

余震域の断層は島根県安来市まで連なり、全長

30Kmにも達していた。

島根県から鳥取県にかけての日本海側には

全長が20Km超の断層の存在は知られていない。

しかし、鳥取県西部地震だけでなく、2004年(平成

16年)の新潟県中越地震、2005年(平成17年)の

福岡県西方沖地震や2008年(平成20年)の岩手・

宮城内陸地震などでは、存在が知られていなかった

活断層による地震で大きな被害が発生してる。

最近のGPSによる観測データの分析から太平洋

側から潜り込むフィリピン海プレートに押されて

太平洋側では本州の山陰方向に圧力が掛り、

少しづつずれ動きひずみが蓄積されている。

だが、データーの解析では日本海側でも内陸方向、

東側に年間5mm程度地盤がずれ動いている

ことが明らかになった。

このため、この地域にも「日本海東縁ひずみ集中

帯」や「新潟ー神戸ひずみ集中帯」などと同様に

ひずみ集中帯が存在し、地表からは見付け難い

活断層が隠れていて、これらが連動して動いた

場合には大きな地震が発生する可能性があると

専門家は警告をしている。

 備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

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