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2017年2月3日金曜日

ジビエ料理 生食は厳禁 怖いE型肝炎

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
センリョウ



環境省の調査では、平成25年末現在の野生の

二ホンジカの推定生息数は305万頭、またイノ

シシは98万頭となっている。

二ホンジカの生息数の増加は著しく、またイノ

シシも増加傾向にあり、鳥獣類による農林産物

への食害の被害は年間200億円前後に及ぶ。

農林水産省では、被害削減に備えた計画的な

捕獲を進める一方、捕獲した鳥獣の食品化に

ついても衛生管理に関する指針を定めた。

シカやイノシシなど狩猟の対象となり、また食用

とする野生鳥獣、又はその肉をジビエとよぶが、

最近、このジビエに関心が高まっている。

年間、国内で食品化されるジビエは300~400

トンほどあるとされている。

一部の限られた地域や範囲内で流通していた

ジビエが、広く流通するようになって、最も懸念

されているのが鳥獣の肉が備えている病原菌。

特に、気を付ける必要があるのがE型肝炎ウィ

ルス(HEV)の感染、そのほか腸管出血性大腸

菌や寄生虫がある。

2016年12月には、茨城県でクマ肉を食べた

15人が集団食中毒を発症した。

原因は、旋毛虫(せんもうちゅう)という寄生虫に

よるもので、国内では35年ぶりの発生で4例目。

旋毛虫は野生のクマやイノシシに寄生しており、

人間の小腸の粘膜内で幼虫を生み、幼虫が

全身の筋肉に広がるという。

腹痛や下痢、筋肉痛などの症状が出る。

ジビエ料理では、生食は厳禁で、必ず十分に

過熱して食べることが原則。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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