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2014年5月20日火曜日

TPP交渉 肉類の関税で行き詰まる

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
白野田



日米の両首脳によるヒナ壇上での共同声明発表に

備えたTPP交渉は、4月24日の最終会談

終了後でも合意に至らない異例の事態となった。

米側は、乗用車の5%の関税撤廃に自動車業界の

根強い反対があり、畜産業界からは日本の関税率

ゼロ化を求める強硬な要求を押しつけて来た。

牛肉分野では、先の豪州との経済連携協定(EPA)

交渉で締結した関税の19・5%に近い水準を

目指したが、米国の要求は頑なで、譲歩に備えた

案として牛肉関税9%台、豚肉は50円の日本側が

受入れようもない最終提案で先送りに。

中間選挙に備えて各業界の顔色を窺わざるを

得ないオバマ政権の現状では締結は今後共

強腰一辺倒で早期妥結は期待できそうにない。

TPP締結で日本国民が期待する安価な牛肉や

豚肉が日常的に口にできることが叶いそうにない。

それどころか、せめて豚肉でもとする望みが

このところの高騰で腹立たしい限りだ。

理由は、米国や国内で感染が広がる豚流行性

下痢(PED)による影響で出荷が止まり、豚肉の

卸値が急騰しているためという。

すでに、スーパーの販売価格は20%ほども上り、

豚肉にも手が出せなくなって来た。

加えて、大手加工肉類食品企業がソーセージや

ハムの大幅値上げを告示している。

消費税アップに便乗した値上げも多く、生活維持に

備えて倹約や節約に真剣に取り組まねば。

 備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?





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