国立感染症研究所の報告では、今年の４月末
頃までにハシカ（麻疹）に感染した人が３２０人を
超え、過去５年間の同時期に比べて最多人数に。
患者の発生が多い地域は、沖縄県、福岡県、
京都府、神奈川県などで、感染に備えたワクチン
接種を受けていない人が大半を占める。
現在、接種を受けようとすれば１人当たり９０００
円ほどかかるため敬遠する人が少なくない。
麻疹ウィルスにはＤ型、Ｇ型、Ｈ型などの多くの
種類が検出されているが、２００９年以降は東南
アジアを中心とする海外で流行したタイプが増加
しているが、特に今年はフィリピンへの渡航歴の
ある人から感染が広がったＢ型のウィルスが
猛威を振っているようだ。
海外渡航をする場合は身近な人への感染防止に
備えてあらかじめ予防接種をしておくべきだ。
かっては海外へ出る場合はコレラを始め、幾つ
かの伝染病に備えた予防接種が義務付けられて
いたが、最近はウィルスの出入りも自由化に。
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