北海道むかわ町で白亜紀末（７２００万年前）の
地層から、ハドロサウルス科の草食恐竜の右
脚の化石がほぼ完全な状態で見つかり、全身の
骨格が出土するのではないかと期待されている。
６５５０万年前頃に恐竜が絶滅したとされている
から、絶滅直前の時期に当る。
恐竜が絶滅した原因としてメキシコのユカタン
半島に衝突した直径が１０Ｋmほどもある隕石が
原因とされているが、衝突により何が起ったかに
ついては色々な説が出されている。
衝突によって、１６０Ｋｍにも及ぶ巨大な直径を
備えたチクシュルーブ・クレーターが形成されて
いるので、巻き上げられた粉じんの量は膨大だ。
この粉じんが地球を覆って太陽光を遮ったため
恐竜は絶滅し、生態系が大きく狂ったとする説が
もっとも妥当性を備えているとされている。
巨大隕石が原因だったかは不明だがその頃に
地球上で大規模な火山噴火が各所で発生して
噴煙が原因だとする火山噴火説や地殻に大変
動が起り、海洋に海進や海退の異変が起って
生態系が狂わされて恐竜の絶滅に繋がった説。
最近、衝突で強い酸性雨を引き起こす性質を
備えた物質の三酸化硫黄が多量に放出されて
酸性雨が原因で絶滅したとする説が出された。
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