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2018年3月7日水曜日

中国 2人目解禁しても出生人口が減少

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 片岡梅林



1979年に、人口増による食糧危機の回避に

備えて施行された「一人っ子政策」は、逆に

生産人口の減少に危機感を覚えて、2016年

1月に解禁し2人目の出産も可能となった。

だが、2017年の年間出生数は1723万人で、

2016年の年間出生数は1786万人と63万人減。

問題なのは、このうち2人目の出生者が51%を

占めており、前年より11ポイント上昇した。

人口増に備えた政策としては、大きな成果を

挙げた結果だが、1人目の出生率の低下は

深刻で、国内紙は「1人目の子供を産まない

なら、いくら2人目の子供を産んだところで、

中国の出生率を救えない」と論評。

2004年から2016年までの期間に、1人目の

出生率は26.12%から16.43%まで10ポイントの

大幅低下となっている。

国家衛生計生委の調査では、中国の20歳から

44歳までの既婚者が理想とする平均子女数は

1・93人だが、2015年の合計特殊出生率は

僅か1・05人にまで低下している。

女性の未婚率も上昇し続けており、晩婚化と

共に結婚しない女性の増加が足を引っ張る。

2015年に、全国で結婚登記を行った夫婦は

1213・4万組であったが、これは前年よりも

100万組ほども少ない数字だった。

結婚しない若者が増加していると言うよりも

したくても出来ない環境の改善が先だが。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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