1979年に、人口増による食糧危機の回避に
備えて施行された「一人っ子政策」は、逆に
生産人口の減少に危機感を覚えて、2016年
1月に解禁し2人目の出産も可能となった。
だが、2017年の年間出生数は1723万人で、
2016年の年間出生数は1786万人と63万人減。
問題なのは、このうち2人目の出生者が51%を
占めており、前年より11ポイント上昇した。
人口増に備えた政策としては、大きな成果を
挙げた結果だが、1人目の出生率の低下は
深刻で、国内紙は「1人目の子供を産まない
なら、いくら2人目の子供を産んだところで、
中国の出生率を救えない」と論評。
2004年から2016年までの期間に、1人目の
出生率は26.12%から16.43%まで10ポイントの
大幅低下となっている。
国家衛生計生委の調査では、中国の20歳から
44歳までの既婚者が理想とする平均子女数は
1・93人だが、2015年の合計特殊出生率は
僅か1・05人にまで低下している。
女性の未婚率も上昇し続けており、晩婚化と
共に結婚しない女性の増加が足を引っ張る。
2015年に、全国で結婚登記を行った夫婦は
1213・4万組であったが、これは前年よりも
100万組ほども少ない数字だった。
結婚しない若者が増加していると言うよりも
したくても出来ない環境の改善が先だが。
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