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2023年10月19日木曜日

10月9日 鳥島近海地震で太平洋側で小津波

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ム  ベ



10月5日11時ごろ、八丈島から南370Km付近の

鳥島近海でM6・5の地震が発生した。

震源の深さは約17Km。

この地震に因る陸上での揺れの観測はなし。

この地震で気象庁は、午前11時すぎに伊豆

諸島に津波注意報を発表。

八丈島八重根で、午後0時17分に30cmの

津波を観測した。

更に、10月9日05時25分ごろに、05日の震源の

東側のすぐ近くで、ごく浅い場所を震源と

した地震が発生した。

M(マグニチュード)は不明ながら津波が発生。

気象庁は、伊豆諸島と小笠原諸島に加えて、

千葉県九十九里と外房、千葉県内房、高知県、

宮崎県、鹿児島県東部、種子島・屋久島地方、

奄美群島・トカラ列島に津波注意報を発表。

八丈島八重根では、午前7時17分に60cm、

神津島で50cmの津波を観測したほか、

小笠原諸島や千葉県、高知県、宮崎県、

鹿児島県の各地で40㎝から10㎝の津波を観測。

震源地は、鳥島から南へ56Km付近の海底。

この付近には孀婦岩(ふそう岩)と呼ばれる

海底火山があることから、東京大学地震

研究所の専門家は、データなどを分析した

結果、通常でみられる断層破壊と異なり、

体積膨張によって海面変動がおきた可能性が

あるとしている。

この場合、地下のマグマ上昇して海底の岩盤を

押し上げて、海面で津波を発生させる

[トラップドア断層破壊]現象による可能性を

指摘している。

マグマ上昇による海面の変動は、陸地では

大きな揺れを伴わない場合が多く、過去には

2015年の5月に八丈島で60㎝の津波を観測した

M5・9の地震がある。

気象庁は、5日の地震について、この地震は

フィリピン海プレートの内部で発生した

地震だとしている。

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