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2023年10月23日月曜日

鳥島近海の地震 陸上の揺れを伴わない津波

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ク ロ ツ バ キ



気象庁は、10月5日及び9日の鳥島近海での

地震と津波に関連した地震活動の評価を発表。

地震調査委員会による報告では、鳥島近海

(鳥島から南西に約100㎞)では、10月2日以降、

10月8日までにM6・0 を超える地震が4回発生

するなど、活発な地震活動が継続していた。

一連の地震活動のうち最大の地震は、10月

5日に深さ約10㎞で発生した M6.5 の地震。

フィリピン海プレート内部で発生した

正断層型の地震。

さらに、9日4時台から6時台の間に、地震

規模が小さく震源が決まらない ものの、

地震波が海底面で音波に変換され海中を

伝わったもの(T相)と考えられる波を伴う

地震が少なくとも 14 回発生した。

この 間の地震活動により、八丈島八重根で

0.6m(速報値)の津波を観測するなど、伊豆・

小笠原諸島や千葉県から千葉県から沖縄県に

かけての太平洋沿岸で微弱な津 波を観測。

これ以降は地震活動は低下していると判断。

また、今回の地震発生領域とは異なるものの、

過去には同様の津波の観測事例では、2015年

5月3日に鳥島から北北西に約110 ㎞の鳥島

近海で発生したM5・9の地震では、八丈島

八重根で0.6m の津波を観測したほか、千葉

県から沖縄県にかけての太平洋沿岸で微弱な

津波を観測している。

このほか、198 年6月13日に M5.9、2006年

1月1日にM5・9、 2018年5月6日にM5・7の

地震により津波が発生するなど、10月9日の

地震と同 様に、M6・0 程度以下の規模にも

かかわらず津波を観測している。

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