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2023年10月2日月曜日

インフル 9月に異例の猛威 コロナ高水準続く

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
興福寺 五重塔



厚生労働省は9月22日、全国約5000の定点

医療機関から9月11~17日の1週間に報告

されたインフルエンザの新規感染者数が計

3万4665人で、1医療機関当たり7・03人だった。

前週比1・57倍と急増し、7都県で流行の

「注意報」レベルとされる1機関当たり

10人を超えた。

都道府県別で1機関当たりのインフルエンザ

感染者が最も多かったのは沖縄の20・85人。

千葉14・54人、愛媛12・07人が続いた。

少なかったのは順に青森0-38人、岩手0・60人、

山形0・74人と東北地方が少ない。

全国で1625の小中高校などで休校や学級閉鎖に

なり、前週から倍以上に増えた。

9月18日から24日までの1週間の新規感染者数の

1医療機関当たりは、7・09人の微増となっている。

都道府県別では、沖縄県が22・46人と増加した

ほか、千葉県、愛媛県も15・14人、14・07人と

増加している。

インフルエンザは通常、冬にはいって感染

拡大が始まり、春ごろに収束するのが、今年は

全国平均が流行の目安とされる1人を下回ら

ないまま、8月下旬ごろから増加傾向になった。

9月に、今年のように急速に感染拡大が始まる

のは異例のこと。

理由として専門家が]指摘するのは、新型コロナ

ウイルス感染が拡大していたときには、感染を

恐れて密になることを意識して避け、手洗いや

手指の消毒、マスクの着用を習慣的に行って

いたことでインフルエンザへの感染も、コロナ

同様に抑制されていた。

だが、コロナウィルスが5類に移行した5月以降、

マスクなしで密な行動が再開されたことが

感染拡大に繋がっているとする。

また、インフルエンザ感染者が減っていたことで、

多くの人の免疫が低下していたも挙げられる。

また、17日までの期間の定点医療機関からの

新型コロナウイルス報告数は計8万6510人で、

1機関当たり17・54人だった。

前週比0・87倍で2週連続の減少だが、依然と

して高い水準となっている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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