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2023年10月4日水曜日

気候変動対策目標達成でも氷河の半分は消失

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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過去20年間の衛星写真の分析から、現状の

ままで温暖化が進むと世界の山岳氷河が

2050年までに失われとする研究発表がある。

これとは別に、気候変動に対する対策が

有効に行われ、目標を達成しても、世界の

氷河の半分は失われるとの研究発表がある。

報告では、世界の山岳には21万5000ヶ所を

超える氷河が存在し、降雪と気温上昇に

よりそれぞれ拡大、縮小している。

これらの氷河は、地球上の20億人近くに

新鮮な水を提供する一方で、海面上昇の

主因ともなっている。

海面の上昇は、世界の沿岸地域に暮らす

数十億人に脅威をもたらす。

研究者らは新たな衛星データを用いて、

過去数年間に起きた氷河の変化を観察。

それに基づき異なる複数の気候変動シナ

リオを作成して引かうした。

具体的には、グリーンランドと南極の

氷床を除く21万5000カ所超の山岳氷河が

今世紀末までにどうなるかについて、

1・5℃、2℃、3℃、4℃の気温上昇で

どうなるかを検証した。

その結果、気温が4℃上昇した場合、今世紀

末までに氷河の質量は2015年と比較して

41%失われる。

仮に、世界が目標としている気温の上昇幅が

1・5℃の範囲に収まったとしても、氷河の

質量は今世紀末までに26%失われるという。

各国が現状公約している気候変動対策の

2100年までに気温が2・1~2・9℃上昇する

予測では、欧州の中央部や北米西部、

ニュージーランドなど、複数の地域の

氷河はほぼ完全に消失する可能性がある。

氷河の縮小は、海面上昇にも明確な影響を

及ぼし、1・5℃の温暖化で海面は90mm

上昇し、4℃なら154mm上昇するという。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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