ノルウェーやスイスなどの研究者による
過去20年分の衛星写真の分析では、世界の
山間部にある氷河2050年までに消えて
しまうことが判明したと報告している。
標高の高い場所に在る氷河が科学者が想定
していたよりも早く溶けていることが判明。
すでに2015年以降だけで、年間3,000億トン
近くの氷河の氷が失われているという。
この研究発表には、グリーンランドと南極の
大規模な氷床は含まれていない。
温暖化や降水量の増加による全世界の氷床や
氷河からの溶解水による海面水位の上昇は、
過去20年間の上昇水位の5分の1を占める。
海面水位の上昇だけに止まらす、内陸の
山岳息に住む住民が得ている生活用水の
枯渇に繋がる恐れもある。
英国の研究者が発表した論文では、グリーン
ランドと南極の氷床溶解が急速に進んでいる。
平均気温が観測史上6番目に高く、過去7年は
1900年の観測開始以降、最も暖かい7年だった。
さらには、2022年は25年連続でグリーン
ランドの氷床の縮小が確認されている。
北極の海氷面積は、2021年に記録的な
縮小を記録した後に、回復はしたが1981年
から2010年の中央値よりも遥かに縮小。
ツンドラ地帯の緑化の進み具合も、過去
2年と比べると緑が増える範囲は小さく
なったが、それでも2000年の観測開始後
では、4番目に緑化が広がった年になる。
温暖化が止まったように見える年があっても
傾向としては、確実に温暖化は進んでいる。
2021年から22年にかけての冬は、北極圏の
積雪量が平年よりも多く積もったが、春の
到来と共に、アッという間に消え去った。
ユーラシア大陸では雪のない春が例年よりも
30%~50%長く続いた影響だと専門家はいう。
北極圏で、降水量の記録が始まったのも
温暖化の影響で、降水量の変化と海氷の
増減は相関しており、海氷が減って海表面の
温度が上昇した海域で、暴風雨がより
強まったことが報告されている。
そのうちに、北極圏で雪よりも雨の方が
多くなるのではと研究者は懸念している。
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