アルプスの雷鳥 油絵 10号
久々に電線がビュービューと鳴いている
寒い中を散歩しました。
既に、落ち葉も吹き飛ばされてしまった
後なのでしょう水たまりの中にしか残って
いません。
カラスが斜めに飛ばされるように飛んでいます。
もちろん、カラスたちは、目的地の山の
方向へ真直ぐ飛んで行く積りなのでしょうが、
向かう方向とは、かなりずれた方向へ
押しやられているようです。
さえぎる物が無い空では、賢者のカラスも
風の力には、どうしようもないようです。
たまたま帰る途中でヘリコプターが上空を
飛んでゆくのを見て、カラスを思い出しました。
ヘリコプターは、風に流される力を計算して
でしょうか、機体を進行方向に対して、斜めに
飛んでいました。
あらかじめ角度をつけて飛んでいるようです。
ヨットのセイリングの帆の角度と同じ操縦法
なのでしょうね?
するとカラスは、案外風を楽しんでいるのかも
知れません。
風の弱い時や風の息の間に、風が出てきた時に
備えて、風が吹いてくる方向に向かって飛んで
おいて、出てきた風に、目的方向に風に乗せて
もらって、運んでもらうのでしょう。
「風乗り」の技を披露していたのかも、とカラスの
賢さを思いながら帰りました。
塔の風鐸のなる音が響いています。
絵画に描かれた法隆寺の五重塔の風鐸を
思い出しました。
少々の風では揺れない重いものですが、高い音を
出していることからも風の強さが感じ取れます。
風が強いだけでなく、頬や耳が痛くなる冷たい
西風でした。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
安全と安心の非常持出袋の準備は?
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