東北地方太平洋沖地震では、近年の住宅建設
などに備えて埋立てが行われた地域を中心に
液状化現象が発生し、広範囲に被害が出た。
特に、内陸部では予測が出来なかったような
個所でも液状化現象が発生している。
縄文時代はッ現在よりも温暖であったために
内陸深くまで海であった（海進）ため、予想外の
場所に海砂が堆積した地層が存在し、湖が存在
していた場所もあるのだ。
川の流れの蛇行により出来た三日月湖が埋没
したり、流れを直線化する付け替えで埋立られた
跡などは液状化現象発生の可能性を備えている。
関東平野では、特に利根川の流域では過去に
幾度も氾濫を起し、また流れが変わっている
ために、至る所に砂や泥の層が隠れており、
ボーリング調査をしない限り安心できないことに。
明治時代以降は、測量技術も精度を備え、当時の
地勢を正確に読み取ることが出来る。
特に、当時旧陸軍が作成した「迅速測図」は
現在の地図と重ねることで重宝されているという。
マイホーム建設前には、昔はどのような土地で
在ったのかを知ることが先ず肝要だ。
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