日本の高層ビルと言えば今年６月、一部の利用が
始った大阪のハルカスの高さが日本一。
上町台地上に建てられていることもあって、周辺
からも良く目立つが、屋上までの高さが３００ｍ。
超高層ビルと呼ばれるのは、１５２ｍ以上の高さを
備えていることが要件となっているらしい。
世界最高はドバイのブルジュ・ハリファで８２８．９ m 。
ところが中国の長沙市では更に１０ｍ高い８３８ｍの
「天空城市」の建設が計画されており、１年余りで
完成させるなどとの前宣伝に安全性を備えていない
との懸念が出され、着工式直後に建設中止に。
だが、中国国内では地方都市を中心に超高層ビルの
建築ラッシュが続いており、現在、既に４７０棟も在る。
摩天楼の国、アメリカは５３３棟、計画中が約３０棟。
これに対して、中国には５１６棟もあり逆転も間近だ。
超高層ビルに拘り、建設を競う流れが続いている。
地方政府の幹部にとっては、採算性は関係なく
在任中の実績を示すには、良く目立つ超高層ビルが
経済成長を示す効果を備えているとの判断がある。
かくて、夜には明かりが灯らない「鬼城」が続出する。
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