何処にでも居るバクテリアの一つに「Ａ型レンサ
球菌」と言うのが在り、小児の風邪の５０～６０％が
このバクテリアによるとされている。
通常なら、ペニシリンで簡単に死滅するはずの
この細菌が、何らかの原因で突然変異して劇症
タイプに変身してしまうが遺伝子には変化がない。
感染すると、発熱、咽喉の痛み、筋肉痛など一般の
風邪に似た症状を備えているが、劇症タイプが
発症すると、細菌は筋肉や脂肪の組織を壊して
壊死させ、更にショック症状や肝不全、腎不全を
引起して、最悪死に至らしめる。
感染経路やメカニズムは未だ不明であり、感染
防止に備えた対策も特別なものはない。
死亡率も３０～４０％と高いため、「人食いバクテ
リア」と呼ばれて恐れられている。
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