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2025年5月16日金曜日

富士山噴火による火山灰で東京2時間後にマヒ

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
東 塔 跡  東大寺



気象庁の有識者検討会は4月25日、3月に

公表された[首都圏における広域降灰対策

ガイドライン]に基づき、[火山灰警報]の

導入を提言した。

富士山が噴火しても、東京都内は大丈夫だと

安易に考えている層に、警鐘を鳴らす。

溶岩流や火砕流は、都内に到達はしないと

しても、富士山が爆発的に噴火すると火山灰は

噴煙と共に上空8000メートル以上に達して、

ジェット気流によって非常に速い速度で東へ

移動し、噴火後、僅か1~2時間で東京都内の

上空に到達し、空は夕方のように暗くなる。

到達した火山灰により、鉄道の運行は止まり、

道路も各所で渋滞が発生する。

降灰により、0・5mm積もっただけで、レールを

伝わる電気信号を遮断し、信号機や遮断機の

制御装置が誤作動をして、運行を不能にする。

道路に火山灰が1ミリ以上積もった場合、

車運転の視界が悪化し、運転速度は30Km程度に

まで落ち、スリップの危険度も増加する。

最も最近の噴火であり、南海トラフ地震発生の

49日後に噴火した1707年(宝永4年)の宝永

大噴火では、高く噴き上げられた火山灰は、

その日のうちに江戸の町に降り注いだとされ、

横浜周辺では5㎝ほどの降灰があったとされる。

火山噴火では、予兆現象が観測されても、

必ず噴火するわけでもなく、また、いつ、

どこで、どれぐらい規模で噴火するかなどに

不確実性が高いため、正確な予知は出来ない。

しかし、富士山には国や研究機関などにより、

地震計や傾斜計などさまざまな機器が設置

されており、国内では観測体制が充実して

いる火山の一つである。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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