2024年9月、農林中央金庫が抱える6月末の
時点で債券の含み損が2兆3000億円余りまで
膨らんでいると報じられた。
農林水産省は、急遽、大学や金融業界の
専門家などによる有識者会議を設けて損失が
膨らんだ原因調査に乗り出した。
25年2月に発表された外国債券などを12兆
8000億円売却した結果の2024年4〜12月期の
最終損益は1兆4145億円の赤字だった。
2008年度にも債券投資の失敗で巨額赤字を
計上し1.9兆円資本増強しているが、再び
同じ轍を踏んだ。
全国各地に存在するJA=農協は、組合員の
ための農業経営に関する指導や支援、資材や
種苗の調達、販売などを行っているが、
同時にJAバンクで預貯金や住宅などのローン、
保険などの金融事業も行っている。
戦後、農協のJAバンクは政府へのコメ売渡し
代金をコール市場で運用したり、価格カル
テルが認められた肥料産業へ融資したりして
安定的に発展してきた。
しかし、高度成長期になり、農業収入の
数倍に及ぶ兼業農家のサラリーマン収入や
宅地への巨額の農地転用利益などで預金が
急増し、JAバンクのウエイトが上昇した。
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