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2025年5月7日水曜日

農林中央金庫 含み損が2兆3000億円も?

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
川 路 桜  佐保川堤



2024年9月、農林中央金庫が抱える6月末の

時点で債券の含み損が2兆3000億円余りまで

膨らんでいると報じられた。

農林水産省は、急遽、大学や金融業界の

専門家などによる有識者会議を設けて損失が

膨らんだ原因調査に乗り出した。

25年2月に発表された外国債券などを12兆

8000億円売却した結果の2024年4〜12月期の

最終損益は1兆4145億円の赤字だった。

2008年度にも債券投資の失敗で巨額赤字を

計上し1.9兆円資本増強しているが、再び

同じ轍を踏んだ。

全国各地に存在するJA=農協は、組合員の

ための農業経営に関する指導や支援、資材や

種苗の調達、販売などを行っているが、

同時にJAバンクで預貯金や住宅などのローン、

保険などの金融事業も行っている。

戦後、農協のJAバンクは政府へのコメ売渡し

代金をコール市場で運用したり、価格カル

テルが認められた肥料産業へ融資したりして

安定的に発展してきた。

しかし、高度成長期になり、農業収入の

数倍に及ぶ兼業農家のサラリーマン収入や

宅地への巨額の農地転用利益などで預金が

急増し、JAバンクのウエイトが上昇した。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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