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2025年5月30日金曜日

JA全農に牛耳られるコメ価格 高値更新続く

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
御 衣 黄  奈良公園



農林水産省は、政府の機関であり広く国民に

奉仕する義務を負っている筈だ。

だが、農林水産大臣は備蓄米の供給の遅れは

流通の目詰まりが原因と責任を転嫁し、解決に

積極的に動こうとはしない。

これは、責任逃れの詭弁でしかない。

備蓄米を運ぶトラックを手配できないから

目詰まりをしていると馬鹿げた言い逃れをする。

初回の備蓄米の放出では、農水省はJA全農などの

集荷業者が備蓄米を売り渡した先の卸売業者に

対し、玄米ではなく、原則、精米した状態で

販売するよう条件を付けていたという。

街の米屋さんは、銘柄やコメの状況に合わせて

精米度を調整したり、ブレンドをして、より

美味しく食べるられるようにしてお客に

届けることで重宝がられ、存在感があった。

卸売業者と小売業者の取引分野まで、農水相は

取引に首を突っ込んで来ていたのだ。

JAは、これまで通常は収穫前後の8月頃に

コメの買い上げ価格の概算金の提示を起こ

なっていたのが、田植え前に60Kg当りで

2万3000円での買上げ価格を早々に提示。

これは、1993年に大不作でコメ不足となった

[平成の米騒動]のときよりも高い金額。

一旦価格を提示した以上は、この金額を下げる

ことは出来なくなり、もし下げれば翌年から

JAの買付けに応じない農家が続出する。

JA全農は、生産コストの高い零細の兼業農家を

引き付けておくために、高いコメ価格が必要。

JAは、世界に稀に見る高いコメ価格で、零細

兼業農家を繋ぎとめて、兼業農家の家族が

一般事業所で得てくる所得を、JAバンクに

預けさせ、共済保険など金融取引も強力に勧める。

農家が加入するJAの組織票が欲しい農林族、

これらの上に胡坐をかいている農林相、

自ずと備蓄米はJA全農の差配により動く。

かくて、全国のスーパーで5月12~5月18日の

コメ5㎏の平均価格は4285円と最高価格を更新。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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