気象庁の火山噴火予知連絡会は、過去1万年
以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動が
ある火山を活火山と定義し、国内で111座の
活火山を指定している。
活火山は、過去100年間に収集された観測
データや過去1万年間に起きた規模の大きい
噴火履歴を地層から判断するなどして、
活動度をAからCまでの3ランクに分類している。
富士山は、活火山であり、過去の活動歴から
Bランクに分類されている。
富士山の最近の噴火は、1707年(宝永4年)の
宝永大噴火で、10月28日に発生した南海
トラフの地震である宝永地震(M8・6)の49日
後に噴火が始まった。
噴火のひと月ほど前から、火山性地震や鳴動
などのはっきりした前兆が伴っていたが
宝永地震が引き金となったと見られている。
この地震から、300年以上経過し、平穏な
状態が続いている。
過去には、1083年から1511年までは400年
以上も噴火の記録がない時期もあり、300年
経ったから噴火が近いとの予測は当たらない。
国や研究機関などが地震計や傾斜計などさま
ざまな機器を設置して、充実した観測体制を
敷いているが、異常が観測されたからと言って
全てが噴火に結び付くものでもない。
現在の科学技術では正確な噴火予測は難しい。
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