富士山の周辺一帯は、数百万年前から火山
活動が活発であったとされている。
富士山が、誕生し、現在に至るまでの
知られている主な噴火で歴史は、
*小御岳火山(約70万年前~20万年前)
現在の富士山の位置に小御岳火山が活動を
開始したのが、最初だとされる。
*古富士火山(約10万年前~)
小御岳火山が暫く休止した後、約10万年前から
始まった新たな活動時期に生成される。
古富士火山は爆発的な噴火が特徴で、大量の
スコリア(噴出物)、火山灰や溶岩を噴出し、
標高3,000mに達するまで成長。
当時の山肌は、宝永山周辺に残存する。
*新富士火山(約5千年前~)
古富士火山の噴火の後、約4000年間は平穏期が
続いたが、約5,000年前から新たな活動が始まり
溶岩流、火砕流、スコリア、火山灰、山体崩壊、
側火山の噴火などの一連の噴火活動で、現在の
山容が形成された。
新富士火山のスコリアは鉄分が多く、火山灰も
黒色であることが多い。
*縄文期の噴火
3,000年前の縄文時代後期に、4回の爆発的
噴火が起こり、仙石スコリア、大沢スコリア、
大室スコリア、砂沢スコリアとして知られる。
*延暦大噴火(800年)
[日本紀略]の記載では、800年(延暦19年)に
大規模な噴火が起こっている。
*貞観大噴火(864~866年)
864年(貞観6年)、富士山の北西斜面(現在の
長尾山)から大量の溶岩流で
当時存在した大きな湖(せの海)を埋めて
西湖と精進湖に分断し、更に富士山麓の北西、
標高920 - 1300メートル付近に流れて出た。
その 面積はおよそ30平方キロメートルあり、
青木ヶ原樹海を形成している。
*宝永大噴火(1707年・宝永4年)
12月16日朝に南東山腹(今の宝永山)で爆発的
噴火が発生し、黒煙、噴石、降灰があった。
噴火は月末まで断続的に発生したが、次第に
弱まって収まった。
古文書によれば新富士火山の噴火は781年
以後17回記録されている。
特に、平安時代に多く、800年から1083年
までの間に12回の噴火記録が残る。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿