農林水産相の実家が、米作農家であり、大臣
自らが田に入り、コメ作りに勤しんで来た
のであれば、米作農家が置かれている環境も
理解できており、コメ作りの苦労も農業の
重要性も当然よく理解していて、現在の
異様な米騒動に際しても、少なくとも国民を
納得させる対策を打ってくれていただろう。
ところがそうではなかったのだ、何と支援者
からの届け物でコメを買う必要もなく、自宅
には売るほど溜っているという。
これを自慢気に人前で口にする農水相。
こんな輩が、コメ行政を取り仕切っている
のが日本であり、その上に立つコメ行政の
経験者の内閣総理大臣が座っている国なのだ。
5月5日から11日までの1週間にスーパーなどの
店頭で販売されたコメの平均価格が、5㎏当り
消費税込みで4268円と前の週から54円も
値上がりして、過去最高価格となった。
なお店頭では、放出された備蓄米を手にする
ことが出来ないばかりか、深刻な品不足が続く。
農水相は、90%以上も落札したJA全農の
無責任な対応を庇い、流通で目詰まりを
起こしているのが、備蓄米の小売店に届くのが
遅れている原因と責任の所在をうやむやに
するばかりで、真剣さと責任感が全く見えない。
農林水産省が、5月18日に初めて公表した
備蓄米の流通先調査では、3月10~12日の
初回の入札で放出した14.2万トンのうち、
3月30日までに卸売業者に渡ったのは僅に
1・9%の2761トンで、更に、その先の小売店に
届いたのは0・3%の426トンと無いに等しい量。
20日には、小売店や外食事業者への備蓄米
流通量が4月27日時点で2万2379トンだったと
公表したが、3月に落札された計2回分の
放出量の10・55%に過ぎない。
これでは、給食や大手需要先が優先となるので、
スーパーなどの店頭で、一般国民が備蓄米を
目にすることすらできない状況だ。
政治の怠慢としか言いようがないだろう。
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