これまでの農業や関連産業への融資では
膨れ上がる預金を運用しきれなくなった
JAバンクは、農協だけに認められた准組合員
制度を活用して農家以外の人を組合に勧誘し、
住宅ローンなどの個人融資を展開した。
准組合員は634万人と農家組合員の1.6倍に
現在、JAバンクの預金量は109兆円に上るが、
農業への融資は最大その2%程度にしか過ぎない。
JAが住宅ローン融資で努力しても処理仕切れない
60兆円余りの運用をJAバンクの中央機関である
農林中央金庫に運用を委託。
農林中央金庫は、日本有数の機関投資家として
海外有価証券市場で運用し、大きな利益を上げ、
傘下のJAに毎年3000億円の利益を還元してきた。
JAが簡単に、農林中央金庫資本増強に応じる
のも、今までの利益の蓄積があるからだ。
22年度のJAの収益は、銀行事業で2546億円、
共済(保険)事業で1229億円の黒字を計上して
いるが、本来の農業関連事業は79億円の赤字。
今では、JAは農家=農業のための協同組合と
しての農業関連事業から金融業に変質している。
金融企業としては、巨額の資金を運用している
としても、メガバンクのような投資業務に
関する知識や経験の累積がないために、
巨額の金をどぶに捨てる大きな失敗を繰返す。
米騒動で得た暴利で、JAバンクは更に肥大化。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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