塔のある村の通り (Marce: 複製画)
終戦直後の荒廃した時代、そして、すさんだ時代から
昭和の30年代の高度成長時代になって、やっと
美術、芸術を楽しめる時代になりましたが、当時は
写真帖で見たモナリザの現物が見られるということで
日本中が沸き立ちました。
東京の西洋美術館でロダンの「考える人」も
大人気 でした。
京都の国立博物館の正面の前に葉には、大きな
「考える人」の像が、入館者を迎えてくれます。
こうした、世界に名の知れら第一級の美術品と
普段着のままで気軽に接することが出来る時代の
ありがたさを喜んでいる人も多いことでしょう。
また、当時では、及びもつかなかった海外の美術館に、
好きな時に、気ままに出かけていって、存分に、
世界の芸術や美術作品を見られる世になり、美術館を
訪問するコースを組み込んだツアーの案内も、非常に
多くなっていることに驚きます。
日本では、町の中での美術品としては、お寺の仏像や
たまには、文化財に指定されたお地蔵さんに出会うことが
ありますが、生活に密着しているものには、特に、親しみ
を持って接することが出来ます。
近くの、お地蔵さんの横が、ゴミの集積所になっていて、
早朝、散歩をしていると、ネコがゴミを漁っている場面に
しばしば、出くわします。
中には、首輪をして、毛並みの良い「良家」のネコ様
も混じっていることがあり、声をかけると、愛想よく「ニャー」と
挨拶を返してくれる時もありますが、一(ひと)ニラミして、
走り去る場合もあります。
大事に育てられている飼い猫でしょうが、家で与えられる、
出来合いのキャッツフードに飽きて、外食を楽しんでいる
のかもしれないですが、衛生面から考えても感心した
ものではありません。
犬と違って、ネコは、紐でつなぎっぱなしとは行かないので
しつけが非常に難しいようですね。
外出先や帰宅時間、夜は外食するかしないかなど
お嬢さん並みに連絡するネコなどは、居るわけが
ないだろうけれども。
完全に野良化した、ネコは、本当に厄介者で困ります。
老人家庭などへは、我が家と言わんばかりに、悠々と
上がり込んできて餌を漁ったり、かっぱらいを働くので
自衛の備えが大変です。
ノラに対しても、「備えよ常に!備えあれば憂いなし」ですね。
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