黄葉の林と渓流 (手描きの油絵: 10号)
秋、木枯らし一番が吹く頃になると、並木道は、黄葉や
一年を通してみると、僅か2~3週間ぐらいなものでしょうか。
落葉が始まる頃が良いとか、半分ほど散った頃が
最高などと、通行人は、勝手なことを言って、楽しんで
いますが、掃除をする方にとっては大変です。
とても、桐一葉などの優雅な世界ではなくて、
日によっては朝と午後の2回の掃除は欠かせない
こともあるようです。
もし、通行人が、落ち葉で滑って怪我でもしたら
大ごとです。
落ち葉があるほうが風情があって良いのに、などと
掃除を手伝うわけでもないのに、無責任なことは
言わないこと。
吉野山は、春の桜の花、そして新緑。
秋は、この桜の葉の黄葉が最高の眺めです。
古代の人は、この黄葉を楽しんだそうです。
吉野地方だけでなく、山間の集落を歩いていると、
必ずと言ってよいほど、池とは別に防火用の用水が、
狭い山道沿いに斜面など削ったりして造られています。
水の不便な山の斜面などにある住まいにとって、
何よりも怖いのが火事です。
一旦、火が出ると谷から風が吹き上がってきて
火が一気に斜面を駆け上がり燃え広がります。
かって、斜面に立てられた吉野独特の造りの旅館の
火事が思い出されます。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
非常持出袋の準備は出来ていますか?
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