花のある花瓶 複製画 10号
中国の退職高級幹部に対する終身特権の退職金の
年間支給額が、1175億元強になります。
国家予算から見れば、08年度の公表金額は、5兆
8486億元ですから、仮に、高級幹部への退職金の
支出が1175億元とすれば、丁度、国家予算の2%
に相当する金額です。
比率で見る2%は、大きくないように見えても、現実の
予算金額でみれば、1175億元は国防費の三分の一
弱に相当する金額です。
環境保護関連予算額は、31.4%と大幅に増額され
1027億5700万元となりましたが、この金額をも
上回っています。
以上の児童が犠牲になりました。
原因は、「豆腐渣工程」(オカラ工事)と呼ばれる手抜き
工事によるものでした。
校舎建設や義務教育無料化などで、45%と大幅に
増額された教育関連予算でも、総額は1561億7600
万元ですから、いかに退職高級幹部への厚遇が突出
しているかがわかります。
退職高級幹部が終身特権を受け続けることは、国に
とっては資産の浪費だとの批判で01年、02年に次いで
07年度の第17期中全会でも、既得権を守ろうとする
高級幹部などからの圧力で立ち消えになっています。
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