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2010年5月31日月曜日

イザという時の非常食の備えは

残雪の富士山  油絵  10号






9月1日の防災の日には全国各地で災害に備えた訓練が

行なわれましたが、特に、東京都や静岡県では真剣でした。

1923年9月1日に駿河湾トラフにそって発生した関東

地震や、1854~5年の安政の大地震が再発する確率が

高まっているために、真剣にならざるを得ません。

両都県では、住民に対してイザという時に備えるための

心得や避難生活について万端の準備を進めています。

予測されている規模の地震が発生した時には、ライフラインが

完全に遮断されるため、住民に対して3日間は公的な

東京都では避難住民の非常食が3日分で4200万食が

必要だとされていますが、約半分の2000万食が不足すると

想定されています。

この不足分は全国の24府県から168万5000食分を

送ってもらうことが計画されています。

残り分は、一般住民など民間からの支援で賄う予定です。

しかし、計画に入っている24府県のうち奈良県など5県では

備蓄食品の予算削減で、備蓄がないことがわかりました。

国の計画ではイザという時に備えた食糧支援のネットワークが

地域ごとに、予め決められていますが、現状では必要量が

スムースに調達できない事態が起こると予測されています。

やはり、各個人が3日間、自分の力で生き延びなければ

ならないのです。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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