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2010年6月1日火曜日

中国 1~3月の成長率11.9%に

富士山と蓬莱山  油絵  10号





中国国家統計局の発表した今年の1月から3月までの

第1・四半期の経済成長率は、驚いたことに前年比

11.9%と非常に大きく躍進し、昨年の第4・四半期の

10.7%を上回る勢いで成長が続いている。

金融危機後の景気回復に備えた積極策が効果を発揮し

主として国内の投資が牽引車となってGDPの成長率を

引上げている原動力となっている。
成長をもたらしている拠点は各産業分野の上位を占めて

強力な生産力を備えている国有企業であり、また、基幹

産業を抑えている国有企業群とこれにのっかっている

地方の各省政府の投資によるところが非常に大きい。

鳴り物入りで報じられている所得の底辺層や農村への

公的支援に依るところも少なくないとしても、これだけの

強力な回復には一般消費だけでは無理で、国に連なる

国営企業団の投資が非常に重要で不可欠となる。

各省でも競って次々と道路を作り農地を開発して工場や

住宅に換えては、各省のGDP成長率のかさ上げに貢献

しており、需要や購買力を無視した土地開発が急回復の

数値に占めている度合いが非常に高いと見られている。

数字の中身には少なからぬバブル部分が備えられて

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