4兆元もの巨額の資金投入で景気回復が目覚ましい
中国の市場ですが、歓迎されないコピーマーケットの
勢いも衰えるところを知りません。
薬品や日用雑貨品などのコピーに留まらず、日本の
ブランド名や産地名など商標を模倣した模倣品の問題も
深刻化を増しています。
日本国内でも、こうした模倣品問題に備えた対策を協議
する場が、官を含めて持たれていますが、中国国内の
地方政府には、コピー商品製造に対する罪悪感がない
ばかりか、地場企業の発展のためには必要だとすら
考えている所もあり、問題の解決は至難です。
1500社も参加した4月の上海モーターショーでは、
相変わらずの模倣車がオンパレードでした。
日本車のデザインコピーも軒並みですが、最高傑作は
自動車界に君臨するロールスロイスを中国大手メーカーの
吉利汽車が模倣して出品した車です。
本物を買おうとすれば日本円で5000万円を超えるものを
2年以内に1400万円で発売を開始するそうです。
判らないのは、22日に発売開始された「ウィンドウズ7」が
上海では、19日には海賊版が既に大量に発売されており
その価格も実物では2万円を超えるものが、僅か5元
(65円)という考えられない値段で流通していることです。
また既に、この新しいソフトを備えているパソコンも人気が
上々で、国内各地で発売されているとは驚きです。
パソコンの8割が模造された商品である中国では、コピー
市場も元気一杯の様子です。
0 件のコメント:
コメントを投稿