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2010年6月10日木曜日

介護福祉士就学コースも大幅定員割れ

秋の渓谷  油絵  10号







計画されていた、09年1月と5月に来日予定の介護士と

看護師の人数は、計画人数の半分にも足りませんでした。

インドネシアとフィリピンからそれぞれ500人ずつ、合計

1000人の計画に対して、インドネシアから208人、

フィリピンから280人、合計で488人に終わりました。

受け入れ側にとって、のどから手が出るほど欲しい人手で

ありながらも、当初は手を上げていても、国の条件を知って、

それが余りにコストが高くつき、契約期間の3年後に人材と

して定着してくれる可能性が非常に不安定であることが

判り、最終的な受入者数の減少につながったのです。

フィリピンでは、これと並行して日本に来てから介護福祉士

資格取得に備えた学習をする就学コースも、50人の

募集に対し、36人しか決まらず、なお辞退する者が出て

最終的な来日者数は30人程度になってしまうことが

判りました。      

この人たちは来日後に、先に来日している看護師や

介護士希望の人たちと同様に、半年間、日本語の研修を

受けた後、2~4年間介護福祉士養成機関で学んだ後

資格試験を受けて、合格すれば介護福祉士として、日本

国内で就労が出来るコースです。

これについては来日者にとっては、資格取得が目的である

ために学費や生活費が個人負担となることが非常な重荷に

なっていることや、合格率10%の試験への不安が

募っていることもあります。  

また受入予定の施設にしても受入の備えが不十分である

ことも不人気の原因の一つのようです。 

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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