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2010年5月19日水曜日

中国の耕地の10%以上が汚染

印象 日の出  複製画  10号





日本の国際的な約束事である「ミニマムアクセス」により

年間、77万トンの多量のコメが、毎年、輸入されています。

これに含まれていた農薬の残留米やカビ米が、不正手段

で市場に流出し、計り知れない経済的損失を発生させて

居ます。

一般的な商取引では、品質が不良であれば返品が

当たり前であるのに、なぜ、不良品を購入し続けるのか

理解できない農林水産省の対応です。

特に中国の農産物については、農薬だけでなく、環境

保全の備えのない工場から垂れ流される工場排水に

含まれる重金属による土壌汚染が問題です。

中国当局が公表し、既に明らかのように、中国の農地の

10%以上の耕地が汚染されていて、その面積は1000

万Haを超えます。

特に問題なのは、伝統的に「汚水灌漑」が行われていた

事実です。

工場からの工業排水を一般用水と混合して灌漑すれば

収量が倍増したことが、廃棄物を宝からに替えたとして

モデルとして称えられて、国内で一般化したことです。

一例は、撫順市のアクリル繊維工場からの排水が、

1万Ha以上の面積に灌漑されて、土壌を汚染しました。

また、中国一の汚れた川である黄河流域の汚染灌漑に

よる土壌汚染被害は今も広がり続けています。

中国全土で発生している年間1万件とも言われている

騒動の大半は、工場からの排水、粉塵、悪臭など公害の

垂れ流しに原因があります。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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