宮崎県内を中心に拡大している口蹄疫の感染は、非常な
勢いの広がりを見せて、県の畜産業だけでなく、食肉の
最高水準を極めている地域の歴史を壊滅させる危険性も
ある非常事態となっている。
口蹄疫は二つに分かれる蹄を供えている、牛やブタ、
羊、鹿などの偶蹄目の動物が感染するウィルス性の
急性伝染病です。
世界的にもっとも恐れられている伝染病で、日本では
家畜伝染病予防法で法定伝染病に指定されていて、
殺処分することが既定されている。
現在宮崎県では発生地域から10Km以内のウシや
ブタは全て殺処分されることになっている。
台湾で発生した際には、養豚の中心地が壊滅して
養豚産業が廃れてしまったし、また、2001年の英国での
大発生では、1兆円を遙かに超える甚大な損失を出している。
感染した家畜の排泄物や体液などの接触だけでなく
ウィルスが埃などにひっついて、人の移動や風などでも
運ばれるために、感染の拡大スピードが格段に速い
資質を備えた厄介な伝染病です。
イノシシやシカにも感染するために、野生動物による
ウィルスの拡散もあるために撲滅対策も並大抵でない。
国の天然記念物である奈良公園のシカも感染に備えて
神経を尖らせているが、人が運んでくるウィルスには
的が絞れず対応の仕様が無いのが現状。
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