大雪や大黄砂(砂塵暴)など、数十年とか100年に
一度だとか表現されている自然災害が続く今年の中国。
上海万博で沿岸部を中心に国内はお祭り気分一色です。
しかし、内陸部の南西部を中心に大きな干ばつの被害が
広がっており、最近は揚子江の北部、河南省や北京市の
北部地域の東北部でも、小麦やトウモロコシの作付けに
備えるための十分な降雨量が得られず、干ばつが
心配されるなど、全国的に非常な深刻さが広がっています。
こうした干天続きのなか、非常な高温の日があったりと
厳しい日照の日が続く中、4月の末になって突然に
大雨が降り、各地で今度は洪水に悩まされています。
景勝の地、桂林を流れる漓江(りこう)も危険水位を
超える流量となり、危険に備えて観光船も就航中止を
余儀なくされています。
極端な干ばつと豪雨をもたらしている異常気候は
中国だけでなくインドでも深刻化していますが、これは
太平洋の赤道付近の海水温が異常に上昇することに
よるエルニーニョ現象によるものとされています。
干ばつと豪雨という農耕にとっては両極端の現象に
トップが対策に忙殺されています。
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