中国 南西部の大干ばつ

舞台の踊り子　　複製画　　１０号





昨年の秋から続く旱魃で中国の南部地域では大きな

被害を被っています。

特に雲南省では深刻で、２００～３００万ヘクタールの

耕地が被害を受けており、数百万人以上の人たちが

飲料水の不足に苦しめられています。

黄河、揚子江、メコン川という大河の上流に当る川が

省の西部を流れていても、高地に深い谷を削って流れて

いるため、水源としての利用もままならぬとは皮肉です。

観光の名所の大理市にあり、「母なる湖」と呼ばれている

青海湖が干上がってしまい、沿岸地域に甚大な被害を

もたらしているそうです。

そのほか貴州省や四川省、広西省などでも旱魃の

被害が広がっており、中国では１００年に一度の旱魃と

表現されています。

中国では中央の投資対象が沿岸部に集中しており

西部や南部への基幹投資はなおざりにされており、

大半の地域は治水や灌漑施設は旧態依然のままです。

旱魃に備えた対応も後手に回っており、慌てて井戸を

掘り始めている状況が対応策のビッグニュースです。

また、一部では被害の深刻化に備えて、村を捨てて

集団で移住させる計画も進められているようです。

　「備えよ常に！　備えあれば憂いなし」ですね。
　
　健康と安心のメタボへの備えは？







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