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2010年9月7日火曜日

カエルの化石

一條の滝  油絵  10号





日本列島の誕生した時代を示す、5億年以上もの前の

日本で最古とされる地層が発見され話題を呼びました。

今度は日本で恐竜の化石が含まれる地層群を備え

丹波の篠山層群でカエルの化石が発見されました。

約1億1000万年前の白亜紀前期の地層から、ほぼ

全身の骨格を備えた3cmほどの原始的なカエルです。

日本国内では、このような全身のカエルの化石の発見は

初めてであり、世界でも13例目に当るそうです。

白亜紀は地上には、恐竜がのし歩き、水辺ではワニが

牙をむき、地上にも進出した恐竜類の全盛時代でした。

こんな巨大生物の支配する時代にカエルが誕生しました。

カエルといえばヘビになりますが、ヘビが地球上に現れた

のは、爬虫類の中でも最も新しく、およそ9900万年

から6500万年前の白亜紀後期のことです。

ヘビが生まれたのはヨーロッパで、浅い海に生息していた

ドリコサウルス類の仲間から進化しました。

最初は手足を備えた姿で海で生息していましたが、早く

泳げるようにと胴体が細くなり、やがて手足も退化し

現在のような姿になりました。

カエルの方がヘビより生物界では先輩なのです。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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